ニュースレター 2009.02.01

お客様各位

   ハワイ気象観測所は1月16日前後に風速50キロ以上の嵐がやって来ると発表して市民を心配させました。学校をはじめハワイ州、連邦を休みにしましたが心配した程の嵐は来ませんでした。19日が祝日だった為4連休になり,得したのはハワイ州、連邦の職員達です。学校も休みだったこともありソニーオープンでは子供連れのギャラリーが目につきました。初日と2日目は強風が吹きましたが、3日目と最終日はゴルフ日和で最高の観戦になりました。私は日本人プロとハワイ出身プロの応援に3日目と最終日に出かけました。丸山プロ、ハワイ高校生プロ(TAD)も3日目まではよく頑張ってくれました。4日目になると米国人プロ達と比べ体力の差で優勝を逃しましたが、二人は日本人や日系人に元気を与えてくれました。

   さて、ハワイ不動産は米国、世界経済の影響を受けて動きが鈍くなりました。2009年度はハワイ不動産の底値です。円高、買手市場でローンの金利低く13年ぶりに買手の味方です。日本からの不動産取得には最高のタイミングです。私の30年の経験から不動産は数年内に回復すると思われます。今、現金或いは銀行ローンで不動産を取得して、市場が回復するまで賃貸すれば2015年前後の不動産ブーム時に譲渡益は期待出来ると思います。ネット利回りは2%前後ですが、銀行定期利子と同じ位です。30年間を振り返ってみると、時期の悪い時に取得した物件が後日、良い結果につながっています。

   40年前、私が初めてハワイに着て2日目にアルバイトをする為に飛び込んだお店、ワイキキA-1店(ワイキキ免税店の側、以前のハワイ銀行ワイキキ支店)は中国系アメリカ人のオーナーでした。そこは、ABCストアーのようなお店でした。オーナーに可愛がられて華僑のビジネスを徹底的に教えて頂きました。お店のオーナーはハワイでの最初の私のメンターでした。今でもそのオーナーのファミリー達と親戚付き合いをさせて頂いています。メンターは既に亡くなりましたが、89歳の未亡人はお元気です。先月も食事に誘われましたが、彼女は私の事を彼女の息子として皆さんに紹介してくれています。ハワイで始めてアルバイトをしたワイキキA-1店が在った古い建物は昨年暮れに地主に返還されたので、今後は取り壊されて新しいビルに生まれ変わる予定です。私のハワイでの第一歩をスタートした場所が様変わりするので、ちょっぴり寂しいです。

   オバマ新大統領は「CHANGE:変革」の言葉で人種を問わず若い層の心を掴み、選挙に勝ちました。就任演説は「RESPONSIBILITY:責任」を強調していました。すべてを政府に頼らず、心(マインド)をしっかりと持ち、自力をつけるというメッセージです。厳しい時は原点に戻ります。お客様から頂いた8つの心をご紹介いたします。

   1.おはようございますという心 

   2.はいという素直な心 

   3.お元気ですかという気遣う心 

   4.すいませんという反省の心 

   5.私がしますという積極的な心 

   6.ありがとうという感謝の心 

   7.おかげさまでという謙虚な心 

   8.相手の立場を自分におきかえて見る心

   ノースショアーのサーフィン大会観戦、シニアープロ、女子プロの観戦、鯨ウォッチングなど楽しいイベントが沢山あります。ハワイにお越しになりませんか。お待ちしております。

深山 誠二

ニュースレター 2009.01.01

お客様各位

   謹んで新年のお慶びを申し上げます。昨年も皆様のご支援を頂き、厚くお礼申し上げます。無事新年を迎えることが出来ましたことは、ひとえに皆様のお蔭です。

   2007年~2008年の私のモットーは「改革」で、スムーズにハワイアンジョイ社を若い社長に引き継ぐことでした。皆様のご支援を頂き、新社長の深山博史は期待通りに会社を若いイメージにしました。今年のモットーは私と廻りの人達に幸福なことが沢山起きることを願って「嬉しい・楽しい」です。

   不動産業界は2008年度の一戸建て住宅の最高購入価格(日本人)はハワイ島のコナ地区の20ミリオンドルでした。故ヘンリーカイザー氏の豪邸(敷地:6,708坪)は80ミリオンドルで市場に出ています。1988年に日本人投資家が42.5ミリオンドルで取得した物件で、当時邸宅としては米国で最高値をつけました。

   サブプライム問題で米本土をはじめ世界的に厳しい状況が続いています。米本土からの買手減少で売買件数が20%ダウンになりましたが30年固定住宅ローンは37年ぶり(1971年)に4.5%前後になりました。ローカルの人達が低い住宅金利を利用して投資物件でなく自宅を買い始めました。ハワイの銀行はサブプライム問題がないのでローカルの人達のローンの組み換えのリファイナンスに追われています。リファイナンスをすることで銀行はポイント(手数料)が入ります。不動産の手数料はコミッションと呼び、銀行の手数料はポイントと呼びます。時期的に新築物件の売りより改装物件が市場に出回っています。今年が底値ですから来年(2010年)より徐々に市場は回復すると予想されています。

   日本からの投資は、円高でしかも底値で物件が取得出来るので最高のチャンスです。2015年前後が次のブームとエコノミストは予測していますが、私はそれより早く回復すると確信しています。ハワイの銀行で日本人も融資を受けることが出来ます。底値で取得し暫く賃貸してブームが来たら売却すると良い投資が出来ます。

   12月13日~20日にハワイ諸島のクルーズ(プライド・オブ・アメリカ)を楽しみました。ハワイ在40年で初めての経験です。各島の特徴が比較出来ました。ヒロ湾からのマウナロア頂上の雪景色がフレッシュでしたしカウアイ島のナパリ海岸の景色は絶景でした。

   嬉しいニュースは36回ホノルルマラソンの女子優勝者が嶋原清子さんで日本人として初めて優勝しました。2位は35回大会4位だった吉田かおりさんでした。男子の1位~5位はオバマ大統領の祖国のケニア人でした。ホノルルマラソン男子の優勝者はいつもケニア人で占められています。

   鯨シーズンになりました。ハワイ全島で5月頃まで見られる8,000頭~10,000頭の鯨ウォッチングとハワイ諸島クルーズを楽しみませんか。皆様のお越しをお待ちしております

深山 誠二

ニュースレター 2008.12.01

お客様各位

   今年は大きな出来事が沢山ありました。8月8日開催された北京オリンピック、初の黒人大統領誕生、大手銀行・証券会社の破綻、大手自動車メーカーの危機。しかし、皆様のお陰でハワイアンジョイ社は5月8日に30周年を無事迎えることが出来、同時に社長を2代目にバトンタッチ致しました。皆様に心より感謝し、御礼申し上げます。

   今年の感謝祭も例年通り中国系アメリカ人宅でターキー(七面鳥)の御馳走を頂きました。40年間も楽しく同じ家族達と感謝祭を迎えられたことは神様に感謝です。ミセスアオヤング(88歳)は、私の家族を親戚以上に40年間もお世話をしてくれています。

   世界的な不景気、サーチャージの高騰などで観光客が10%前後ダウンしました。ハワイは他のリゾート地と比べますと元気ですが、今後は特に”AVID TRAVELER”と呼ばれる熱心な旅行者を休暇にハワイへ来るように仕掛けることが大切です。AVID層とはミドルエイジから若い年代の既婚者で二人の収入が$75,000~$100,000の人達です。このAVID層をハワイへひきつけるには、1. 野外活動(水泳、サーフィン、サイクリング) 2. ロマンス、ウエディング 3. ゴルフ 4. ハワイ文化などが楽しめることです。次期大統領オバマ氏はハワイ生まれです。彼が生活した家やアパートなどが新しい観光スポットとなっています。1961年8月に生まれた当初は6085 Kalanianaole、1962年~1963年は1427 Alexander #110、1964年~1967年は2234 University Ave.、1971年~1979年は1617 Beretania、1970年代に一時1839 Pokiアパートで暮らしたこともあります。ハワイから次期大統領が出たことは、地元に大きく貢献してくれるでしょう。

   円高傾向ですから特に不動産取得やドル預金で資産分散されるのは最高のタイミングです。現行のアナリストによると、来年2009年は不動産価格が底値となると予想しています。2009年は優良不動産が割安で取得出来る絶好のチャンスです。アメリカの銀行は2011年前後で元気に回復します。銀行が回復すれば不動産業界も明るくなります。

   以前ならば感謝祭が過ぎてからクリスマス気分になっていましたが、最近はベテランズディ(退役軍人の日)が過ぎると、ラジオからクリスマスソングが流れ、ショッピングセンターはクリスマス一色です。米本土や日本からは景気後退のニュースばかりですが、アラモアナショッピングセンターに出かけますと、沢山の人で混雑していますから不景気の感は全くしません。むしろとても活気に溢れています。

   1月8日~11日はマウイ島のカパルアでメルセデスオープン、1月15日~18日はソニーオープンが開催されます。ソニーオープンは日本人プロも沢山出場します。是非観戦にお越しになりませんか。皆様のお越しをお待ちしております。良きクリスマスと新年をお迎え下さい。来年も皆様にとって素晴らしい年になりますようハワイよりお祈り申し上げます。

深山 誠二

ニュースレター 2008.11.01

お客様各位                          

   世界各国の12基の天文台が設置されているハワイ島の標高4,205メートルのマウナケアの頂上に10月23日初雪が降りました。例年ですと感謝祭(第4木曜日)或いは12月初旬です。ハワイは常夏の島ですから気候は11月でも30度前後で暖かいです。海に飛び込んでも寒くなく気分爽快です。ワイキキの浜辺で米本土からの観光客が日光浴を楽しんでいます。日本人は日光浴より爽やかな風を好みますが、本当にアメリカ人は日光浴が大好きです。

   9月、10月は米本土の金融・証券会社の破綻で世界中の国々、銀行、証券会社が影響を受けています。アイスランドの国営銀行が破綻寸前です。日本のバブル後の銀行再編成と同じく、米国の銀行の再編成が続きます。運良く米国は世界からの支援を受けますから米国の銀行は2年ばかりで回復すると経済学者達が予測しています。

   ドル安円高傾向が続いています。日本では円高還元セールで輸入品は消費者に喜ばれています。しかし、日本の製造業、輸出業は厳しいです。この円高を利用して資産分散するには最高のタイミングです。弊社のメイン銀行のファーストハワイアン銀行(創業150年)はサブプライム商品を取り扱っていません。健全経営で格付けAAの銀行ですので安心して預金出来ます。

   さて、不動産業界ですが米本土の景気後退の波を受けて、買手市場です。底値は2009年で2012年頃まで買手市場が続き、2016年頃に次のブームと銀行筋は予測しています。私は米本土の銀行の回復・アメリカ人団塊世代の波で銀行予測より売手市場が早く来ると確信しています。円高を利用して優良物件取得を強くお勧めします。ハワイの不動産は世界の市場です。景色のある優良物件を取得すれば安全な投資です。

   明るいニュースはコオリナ地区の21エーカーの敷地にディズニーホテル350室とタイムシェアー480ユニットの建設が始まります。ディズニーのジェイ・ラスロ会長は2011年に完成させると公表しました。工費は約800億円です。完成すれば従業員の数は1,000人以上です。その他、カカアコ地区(アラモアナ地区隣接)の60エーカーに20以上の高層コンドミニアム構想プラン(今後20年計画)も発表されました。カカアコ地区は戦後軽工業で栄えた地域ですが、アーバンリゾートに生まれ変わります。

   MOKULELE(island hopperの意味)航空は1998年よりハワイ島のコナを拠点にして9名乗りセスナ機で観光フライトのビジネスをしています。11月19日より70名乗りのジェット機で島間就航します。現在はハワイアン航空とゴー航空がハワイの空を飛んでいます。

   景気後退と米本土のサーチャージで観光客は減少しましたがハワイは世界一のリゾート地です。ハワイ州の局長は「Economy flat but not yet in recession」と説明しています。ハワイには元気・癒してくれる所が沢山あります。皆様のお越しをお待ちしております。 

深山 誠二