ニュースレター 2015.09.01

お客様各位

   21年続いている恒例のメイド・イン・ハワイ・フェスティバルが今年もブレイズデルセンターで開催されました。フェスティバルの初日がハワイ州の休日だったこともあり3日間で延べ約45,000人と過去最高の人が訪れました。娘はディズニーの人気キャラクター、ツムツムのお人形を目当てに開催と同時に会場に入りましたが、お店に辿り着いた時にはすでにツムツムは無く、オープンして8分間で売りきれたそうです。事前のネットの情報は凄いですね。私は沢山の人混みの中を歩きまわり、以前からお客様に頼まれていたはハワイらしい景色の写真パネルを数枚買いました。観光客の為と思いきや、メイド・イン・ハワイの品物をこんなに沢山の地元の人達が購入しているという事が驚きです。

   さて、アラモアナセンター近くのYMCAの敷地に出来るコンドミニアムの概要が発表されました。名称はアロハ・カイ、37階建で117の居住ユニットと約2,790㎡のYMCAの施設が出来る予定です。価格の目安は仮に55㎡の1ベッドルームなら約$840,000で2016年の春には工事がスタートします。

   その他もう一つの新築物件はワイキキのキングスビレッジの敷地に32階建、246ユニットのホテルコンドが開発されるとの事です。スタジオ、ワンルームタイプ が168ユニット、1ベッドルームタイプが73ユ二ット後は2ベッドルームが1ユニット、3ベッドルームが2ユニットで、85%はホテルとして運営することを前提にしています。1階には商業スペースもあり、完成は2018年の予定です。

   なお、開発が進んでいる話題のカカアコ地区ですが、現在は居住地区なので、ホテル開発は認められていませんが、将来はホテル建築の許可が下りるかも知れないとの事です。ワイキキとダウンタウンの中間に位置し、海に面しているカカアコはこれからは観光客も滞在できるリゾート地にもなるようです。

   前回アラモアナセンターのフードランドの出店について書きましたが、引き続き拡張工事が進んでいる白木屋についての詳細が発表されました。現在メーシーズデパートの隣にあるお店は、センターの西側の一階に移転する予定です。今までの約3倍の広さ約5137㎡で、約60店舗が入り、中にはフードコート以外にイベントスペース、京都の町のような日本小町、ラーメンやビアーステーションなどあり、約800席の飲食できるスペースが作られる予定です。来年6月のオープンに向けて、今各店舗のリース契約が順調に進んでいるとの事です。日本のお店や催しなどは日本の観光客には興味が無いように思えますが、ハワイと日本が融合したお店は日本からの観光客にも充分楽しんでいただけると思います。

   一年中温暖な楽園のハワイは憧れのリゾート地です。特にアメリカ本土から引退後にハワイに移住する人が多数いらっしゃいます。その為に不動産の需要が多く、ハワイの不動産価格と家賃はとても高額です。先日発表されたデータによると一戸建て(3ベットルーム)の家賃が一番高額なのはサンフランシスコで家賃が月額$2,916、そして続き2位はハワイで月額$2,675との事です。アメリカの平均が$1,320との事でハワイの家賃は約2倍です。またアメリカ全体の一戸建ての中間価格は$234,000ですがハワイの一戸建ての中間価格は$710,000です。アメリカ全体の中間価格の3倍支払ってもこの楽園に住む価値はあるということになります。8月、9月は台風のシーズンでお天気が変わりやすいハワイですが、今日も相変わらず青い空と海、眩しい太陽が燦々と輝いています。ハワイでは「lucky you live Hawaii」という言葉を良く耳にします。高額と言われても、みんなが予算の範囲内でハワイ生活を十分楽しむことが出来るのがハワイの長所だと思います。夏休みが終わりワイキキの賑わいも一段落しました。大人の休暇をエンジョイし、ローカルのように「Lucky you live Hawaii」を実感して頂きたいです。皆様のお越しを楽しみにお待ちしております。

深山 ツヤ子

ニュースレター 2015.08.01

お客様各位

   毎朝アラモアナ公園を1時間ほど散歩しています。朝日を浴びながらダイヤモンドヘッドの景色やサーフィンをしている人達を見ますが、ここ数週間はビーチの中に腰まで入り込んで釣りをしている人が目立ちます。約20人以上が横一列に並んで和気藹々で釣りをしています。釣れているのはハワイ語のhalalu(メアジ)で、丁度今がシーズンなのだそうです。目が大きいのが特徴で、以前弊社のお客様も釣った事があるらしく、「ハワイのアジは瞳が大きくて美人」と言っていたのを思い出しました。釣り人達の後ろ姿を見ていると、釣りを知らない私でも仲間に入れてもらいたくなる雰囲気です。

   さて、日本でもハワイでも大々的に宣伝されていたカカアコ地区の新築物件、アエオの居住者用と投資家用の両方の販売イベントが行われました。自然食品を扱うスーパーマーケット、ホールフーズに直接アクセスできるとあって大変な人気でした。販売はまだ続いていますが一番人気があったスタジオは全て成約されましたが、まだ1ベッドルームとそれより広いタイプのユニットは在庫があります。アエオへのホールフーズ出店で大きな話題になりましたが、アラモアナセンターの建築中のブルーミングデールデパートの隣にローカルのスーパーマーケットのフードランドが入る事になり、こちらも大きな期待を集めています。広さは約4407㎡でホールフーズに並ぶ広さです。570ミリオンドルのプロジェクトであるブルーミングデールや約50のストアーは11月12日にグランドオープニングし、その後来年3月にノードストロームが、7月にフードランドがオープンする予定だそうです。

   スーパーマーケット以外にもローカルの生活必需品店のロングスがカカアコの新築物件、988ハレカウウィラの一階に出店するという事です。こちらの広さは約2139㎡、ロングスはハワイ州に50店舗ありますが、ロングスの中では一番広いお店になる予定です。カカアコ地区は生活と仕事と遊びが全部できるというコンセプトです。市民に身近なお店が出店する事によりとても便利で生活しやすい環境になるようです。

   先日リッツカールトン・ワイキキの登記手続きに関する説明会に行って参りました。来年の第一四半期にオープンする予定です。ホテルのジェネラルマネージャーが紹介されました。彼の名前はダグラス・チャンと言い、以前マウイ島のリッツカールトン・カパルアで、その後セントルイスのリッツカールトンでジェネラルマネージャーをしていた人です。彼は背が高くハワイ生まれのローカルボーイです。現在トップまでコンクリートが敷かれ、ビルの内装工事が着々と進んでいるとのことです。トランプタワー・ワイキキの販売時もそうですが、パンチリストと言って実際にお客様がお部屋に入って点検する時が一番わくわくして楽しみな時だと思います。とても素敵なビルになるようで、今から完成が楽しみです。

   そろそろお盆です。久しぶりにハワイを訪れて下さる方が沢山おられます。最近のお客様はフェイスブックやブログにハワイでの生活の様子を掲載している方が多いので、オフィスで直接お目にかからなくても、どのようにハワイの休暇を楽しんでいるかが良くわかるようになりました。ハワイの美しい景色、美味しいお食事、そしてお客様の笑顔を拝見させて頂く度に私も幸せになります。

   皆様のハワイへのお越しを楽しみにお待ちしております。

深山 ツヤ子

ニュースレター 2015.07.01

お客様各位

   7月4日のアメリカ独立記念日を控えて、スーパーマーケットの広告はソーダやビール、ワイン、そしてバーベキューの材料で一杯です。デパートは父の日のセールが終った途端に独立記念日セールが始まっています。アラモアナ公園では花火大会のイベントが予定されていますが、一週間前の週末から沢山のグループがビーチや公園に繰り出してとても賑やかです。もう既にお祭りが始まっているような雰囲気です。私もコンドニミアムのバーベキューパーティに誘われているのでコストコで綺麗なピンク色のシャンパンを20ドルで買って来ました。お酒は皆で美味しいと言いながら頂くのが一番です。ハワイの人は一年中温暖で安定した気候の中で生活できることを心から感謝しながら、ビーチや公園でそれぞれの人生をエンジョイしているようです。

   さて話題のカカアコですが、一般庶民から世界の富豪が住めるというコミュニティーを前提に開発されています。「確かにそうですね」というように両極端の記事が掲載されていました。一つはカカアコのペントハウス等のハイエンドユニットの価格は約20ミリオンドルから100ミリオンドルで記録的な価格であっても別に驚かれるような事は無い価格であるという記事。もう一つの記事は対照的に35平米のスタジオタイプのユニットを24万ドルから売り出すプロジェクトがあり、その価格の低さを自慢した記事でした。ハワイでは駐車場付きで販売されるのが一般的で、2ベッドルームのコンドミニアムの場合は2台の駐車場があります。この価格の安いユニットには駐車場は付いていないそうです。でもカカアコ地区はどのコンドミニアムからでも徒歩圏内にモノレールが走る予定ですし、カカアコ地区には沢山の駐輪場が設けられることになっているので問題がなさそうです。安いスタジオタイプのユニットはハワイの平均所得者が購入できる価格帯です。それから先月ご紹介したアエオは自然食品のスーパーマーケット、ホールフーズに隣接するということで大反響です。地元からも日本のお客様からも問い合わせが沢山来ています。

   カカアコの話題で賑やかですが、ワイキキも現在色々な開発が進んでいます。既に工事が始まっているリッツカールトンワイキキやインターナショナルマーケットプレースの他にキングスビレッジの敷地に新開発プロジェクトが予定されていること、クヒオアベニューのオヒアという寮が価格の低いホテルにリフォームされることです。その他観光客にとっては楽しみが一つ増えるニュースはワイキキトレードセンターの1階と2階にハワイで2店舗目のノードストロームラックが出来るということです。広さは3162平米で一流ブランド製品が常にディスカウント価格で購入できます。今までは1店舗しか無かったワードセンター店までシャトルバスや車で出かけていた人も、ホテルからの徒歩圏内でお買い得なショッピングが出来るので、来年春の開店が待ち遠しいと思います。

   一般庶民から世界の富豪がエンジョイできるハワイ。「アメリカそしてハワイのミリオネアーはどんな人達なのか」という記事が掲載されていました。「アメリカでは普通に生活をしていても無理なくミリオネアーになれる」という内容でした。「でも基本は物質 (形のある物) ではなく、いかに自分がハッピーでいられるかを基準に物事を考えて生活をする」と書いてありました。私も物質でなくて、自分がいかにハッピーでいられるかどうかを常に考えてみようかな?と思いました。 

   ハワイのお祭りの時期には色々な催し物があります。ハワイにお越しの際はお声をかけてください。ぜひ皆様にもハワイを楽しんで頂けたらと思います。ハワイの家族の一員として皆様のお越しを楽しみにお待ちしております。

   追伸:大変ご不便をおかけしましたが、お陰様で弊社オフィスの改装工事が無事完了いたしまして1101号室へ戻ることができました。今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。

深山 ツヤ子

ニュースレター 2015.06.01

お客様各位

   ワイマナロベイビーチパークが2015年度の全米で一番のビーチに選ばれました。皆様にはワイマナロビーチという名称は馴染みが無くて、相撲に興味がある人なら曙力士の出身地くらいの知識があるだけかも知れません。オアフ島の東、シーライフパークを過ぎて細い一本道をドライブしなくてはならない田舎で主にローカルの人達に愛されてきたビーチです。今回トップに選出されたのでハワイの英字新聞は「隠れていた宝石がやっと輝いた」という表現をしていました。白い砂浜と綺麗なマリンブルーそして観光客のいない、のどかなビーチです。この付近に今話題のベジタリアンや健康食を愛する人の為のテイクアウトランチを売っている場所があります。数ヶ月前に家族でシーライフパークに行ったついでに立ち寄りましたが、ローカルの人で一杯でした。小さなお店なのにランチをしている間にホノルルから来た何組もの知人達に会ったのには驚きでした。話題のお店には遠くからでも皆ドライブして来るのですね。

   さて皆様にとっては日本から飛行機で来なくてはならない遠いハワイですが、この度、成田エアポートで搭乗前にハワイへの入国検査を済ます事が出来るように開始する計画が明らかになりました。全米で4番目に混雑するエアポートは、これでいくらかは入国時の混雑が緩和され、ビッグアイランド等、他島にはそのまま直行便としてゆくことが出来るようになります。円安で観光客の減少が懸念されていましたが、お陰様でハワイは相変わらず日本人観光客が全体の18%を占め、約1.5ミリオンの人達が訪れてくださっていて、年間約2.5ビリオンドルの経済効果をもららしてくれています。

   ハワイでは今スーパーマーケットのホールフーズが一番の人気です。カカアコに新築されるコンドミニアムの隣にホールフーズが入るという事で、このコンドミニアム、AEO(アイオと発音するそうで、ハワイの鳥の名)が話題になっています。スタジオタイプのお部屋が40万ドル台からスタートするという事です。また何度かご紹介したワイエア(ハワイ語で命の水)超高級コンドミニアムは平均価格が$3,700,000で87%が販売され、アナハ(ハワイ語で光の反射)は平均価格が$1,300,000で78%販売されています。最近のコンドミニアムの名前はハワイ語が多いのですが、これはハワイの先住民に反感をかわれないように、そして開発に対して、ハワイアンの支援が欲しい為にハワイアンを開発会社の役員やアドバイザーにしたりしているそうです。何でも根回しというか、その土地土地にあう商法があるようです。またケワロ港の斜め前に建つ予定のビダ(VIDA)の販売予約が始まりましたが、興味のある人は受付開始12時間前から徹夜で並び始めたそうです。全室オーシャンビューで最低価格が約90万ドル台からです。

   5月25日はハワイのメモリアルデーでした。アラモアナビーチで恒例の灯篭流しがありました。約4万人が集まり6千の灯篭を流しました。宗教を越えて亡くなった人を思う沢山の心は美しい灯篭になり海を埋め尽くしました。今までは故人の名前を書いて知人に渡して灯篭流しをして頂いていましたが、今年はその知人から連絡がありませんでした。これも意味があるのかもと思ってそのままコンタクトをしませんでした。でも当日の朝早くアラモアナに行き灯篭を1つ頂き、私、娘、息子夫婦がそれぞれ灯篭にメッセージを書いて流す事が出来ました。結局今年は主人が家族皆で実際に彼の為に灯篭を流して欲しかったのだと思いました。成り行きに任していても意味があるのですね。これで家族皆が心一つになり安らかな気持ちで心を天国に送る事が出来ました。

   最後になりましたが、6月19日東京帝国ホテルでの開催予定のセミナーはお陰様で定員以上のお申し込みを頂きました。また今年の後半にセミナーを開催させて頂く予定ですので、今後ともよろしくお願い申し上げます。

深山 ツヤ子