ニュースレター 2021.08.01

 ハワイの公立学校は8月3日から新学期が始まります。変異株コロナが流行しており感染者数が3桁台にまで増えていますが、今学期より特別な場合を除いては生徒は登校して授業を受ける事になっています。生徒より先に先生達は既に新学期を迎える準備で忙しそうです。Back to School Saleという名目で何処のお店もバックパックや文房具のセールを始めています。若者や子供達で賑やかだったワイキキは少し静かになると予想されます。

 ハワイでは保育園や託児所に預けるには子供1人につき毎月$1,000前後、私立校の授業料は年間$20,000前後かかると言われています。アメリカ政府は対象家庭に対し7月15日から12月まで6歳未満の子供に毎月$300、6歳以上の子供に毎月$250を給付するようになりました。1人親の場合は$112,500以下、夫婦の場合は$150,000以下の収入家庭が該当し、10人中9人はこの恩恵を受ける計算になるそうです。アメリカにはその他、確定申告の時に子供1人につき年$2,000の税金控除があります。今回の措置で各家庭はかなり助かると思われます。

 ヒルトン・ハワイアンビレッジ・ホテルのタパバー近くに“4DFXムービーライド”という新しいアトラクションが開店しました。ハワイの島々を飛ぶスリル一杯のアドベンチャーをバーチャル・リアルティーの大スクリーンで見ることができます。営業時間は午後2時から9時までです。32席あり、入場料は大人$20、子供$16で「4dfxhawaii.com」のウェブサイトで予約ができます。

 その他、アトラクションでもう一つ今話題になっているのはゴッホ展“Beyond Van Gogh”です。7月2日から9月26日までコンベンション・センターで開催されます。大きな部屋のスクリーンにゴッホの絵が映し出されゴッホの絵の魅力を身体全体で味わうことができます。ちなみに本物の絵は展示されていません。入場券は「VanGoghHonolulu.com」のウェブサイトで購入することができます。料金は曜日により大人は約$35~$45、子供は約$19~$23、VIPチケットは約$90です。

 さて、アメリカ本土からの観光客で賑わっているハワイですが、観光客がハワイの法律を知らないでハワイアン・モンク・アザラシを触った事で$500の罰金を払ったというニュースが大々的に取り上げられました。昔なら人に知られなくて済んだことが、最近はソーシャル・メディアの普及ですぐ話題になります。ハワイアン・モンク・アザラシは絶滅危惧種に指定されている動物です。世界中に1,400頭しか生息しておらず、ハワイの主要な島々には300頭しかいないそうです。ワイキキのカピオラニ公園近くのビーチでもアザラシがのんびりしている姿を見れる時があります。アザラシとは15m、母親と子供が一緒の場合は45m離れていなくてはなりません。その他、亀とは3m、イルカとは15m、ザトウ鯨とは91 m離れていなくてはなりません。法律を知らなかったというだけで罰金を払い、楽しい休暇を台無しにする事が無いように皆様のご協力をお願いします。

 ハワイオアフ島のワクチン接種率はやっと62%に達しました。まだ70%には時間がかかるようです。日本からの観光客がほとんど来れない状態ですが、弊社のお客様はちらほらハワイに来て別荘で休暇を楽しんでいらっしゃいます。お客様によると普段は混んでいて気を遣わなくてはならないゴルフ場がすいていて、のんびりゴルフを楽しむ事ができるとのことです。

 オリンピックの開会式のビデオを見ました。選手達の嬉しそうな顔を見ていたら、無観客でも開催できて良かったのかなと思いました。猛暑の中、スーツの袖で汗を拭いてる選手がいました。ハワイなら夏でも木陰に入ったら涼しい爽やかな貿易風が吹くのになと思いました。いつか何年先かオリンピックをハワイで開催してくれないかしら、、と夏の夜の夢をみました。盛夏の季節、夏バテせず、コロナに負けずお元気でお過ごしください。


                                                                              深山ツヤ子