ニュースレター 2021.04.01
ハワイはイースターカラーのピンクやブルーに彩られた花や卵の飾りで、明るい春の雰囲気に満ちてます。ワイキキのホテルの夜景もコロナ前と同じ位に明るくなり、ワイキキビーチは沢山の人で賑わっています。新聞の見出しにも「ハワイへの観光客数がジャンプ」と書かれていました。イースターの休日を利用してアメリカ本土から沢山の観光客がハワイに訪れました。環太平洋からの観光客は3月末で1日平均16,355人で(このデータにはカウアイ島は含まれてない)、昨年3月の平均24,445人に近づいてきました。又、アメリカ全体では3月11日にエアポートの交通安全管理システムを通過した人数は157万人で、これは昨年3月12日の174万人に届く勢いです。3月11日以降平均100万人の人達が交通安全管理システムを通過しています。ハワイ観光局の発表によると、コロナ前2019年にハワイを訪れた観光客は1,040万人でしたが、今年ハワイを訪れる観光客は昨年よりも270万人多く、約500万人になるとの事です。更に2022年には800万人、2023年には890万人になると予想しています。
先月のホノルルの一戸建ての中間価格が最高の伸び率で$883,000になったという事をお知らせしたばかりですが、1か月で記録を更新して、2月の中間価格は$917,500でした。昨年同時期と比べると19.9%も上昇していました。ちなみに20年前、2001年の中間価格は$250,000でした。市場に売りに出て平均9日で売却され、競争が激しく49%の売主が言い値よりも高い価格で売却しました。コンドミニアムの中間価格は$457,500で昨年同時期よりも6.4%の上昇率でした。
ハワイで地元に愛されてきた有名なパン製造会社、ラブズ・ベーカリーが3月末で閉鎖しました。このベーカリーはスコットランドから移住してきたロバート・ラブ氏が1851年に創業し、今年で170年になります。ラブズは約1,800の商業施設の顧客を持ち、毎週40万個の食パンなどを製造してきました。コロナの影響で食材の入手が滞った事や商業施設への販売量が激減した事が閉鎖の理由との事です。地元の人達にとっては残念でしたが、赤と黄色のラブズのプランド名をオレゴン州のポートランドのベーカリー、フランズ・ファミリー・ベーカリーが取得しました。本土でパンを製造してハワイに空輸する方法で、今後もラブズのパンとしてハワイで販売する事になりました。
コロナ禍、ウェディングで人が集まる事が出来ませんでしたが、屋外ならスタッフを含む100人まで集まって良い事になりました。10人までなら一緒のテーブルで食事をする事が出来ます。ダンスは許可されていますが、マスクをする事と2人で3.3㎡のスペースを取る事、32人までなら一緒にダンスを踊る事が出来ます。色々規制がありますが、やっと楽しいウェディングをする事が出来る事になりました。早く日本からの観光客がウェディングの為に来て欲しいと思います。
11月から5月までクジラのシーズンです。ハワイでのクジラ観察は42地点でボランティアが目視でクジラの数を数えています。2月に数えられたクジラの数は177頭でした。目視できる時間帯は午前9時から9時15分が多く、その次は午前8時半から8時45分との事です。先日朝の散歩の時にアラモアナ公園の先端で大きな亀を見ました。5年近くも毎日のように歩いていますが亀を見るのは初めてでした。波打ち際でゆらゆらしているのを見て可愛いと思いました。
ハワイは3月29日現在でワクチン接種を受けた人数は604,570人(1度でも受けた人を含む)です。ハワイ州人口の27%が受けた事になるとの事です。5月には100万人が接種を終わる予定で、夏には待望の観光客が増えると期待されています。弊社で管理をさせて頂いているコンドミニアムや一戸建てのオーナー様の中には既に長期滞在をされている方もいらっしゃいます。ハワイで数か月休暇を過ごした後、日本での2週間の自主隔離を承知の上でハワイの暖かい気候を楽しまれているようです。さて、コロナの終息も視野に入るようになり、明るい未来を感じられるようになりました。亀をみると幸運や繁栄が訪れるとの事です。皆様にもこの亀の幸運が訪れますように願っています。そして常夏のハワイで皆様のお越しをお待ちしております。
深山ツヤ子