ニュースレター 2021.03.01

 ハワイは過去7日間のコロナ感染者の平均が50人を下回ったので規制緩和が行われました。2月25日から4月10日まではTIER3(レベル3)になり、10人まで集まる事が許可されました。また、レストランは6フィート離れていれば定員を入れる事ができ、室内のフィットネスクラスは10人まで、ジムは50%まで収容可となりました。現在ハワイでは州の13.6%の人、また75才以上の59%の人がファイザーワクチンの1度目の接種を受けました。

 全米で最も人気のあるアメリカンフットボールの試合、スーパーボールが2月に行われました。テレビ中継は全米プログラムのトップ10に入り、開催地は$300ミリオンから$500ミリオンの経済効果があるとの事です。沢山の人がレストランやバーに集まるので、感染者が増えると心配されていましたが、今年は各家庭で観戦した人が多かったとの事でした。私もスナックやドリンクを用意してテレビ観戦で年の始まりの行事を楽しみました。

 不動産市場は相変わらず活発で、1月の中間価格は$883,000で昨年1月の$770,000より14.7%上昇、またコンドミニアムは$452,000で昨年1月の$429,000より5.4%上昇しました。売り物件の在庫は少なく、一戸建ては売りに出て8日間で、コンドミニアムは18日間で売却されています。なお2020年は90%が地元の買主、7%がアメリカ本土からの買主でした。日本からの買主は昨年より38%下落、その他外国人の買主は64%の下落でした。オアフ島のエバ、カポレイ、ミリラニ地区は言い値より高い金額で購入申し込みを出しても買えないケースが多くなっています。一番売れている価格帯は$60万から$1ミリオン以下で56.4%を占めています。

 アラモアナ・ショッピング・センター近くのケアモク通りに面したザ・パーク・オン・ケアモクと言うプロジェクトが発表されました。2棟のタワーから成り、972ユニットでスタジオタイプから3ベッドルームタイプまであり、価格帯の例としては920スクエアーフィート(約85㎡)で$90万位との事です。タワービルの他に12階建ての駐車場の上にプールとアメニティーを、1階には商業スペースを設ける予定です。このプロジェクトはハワイで二番目の大型プロジェクトです。ちなみに一番の大型プロジェクトは1045ユニットの801サウス・ストリートです。年末に工事が開始される予定です。

 ハワイ州のホテルの稼働率は1月は23.3%(昨年は83.5%)で、なんと一泊の宿泊料金の平均は$58(昨年は$263)でした。その為、安い飛行機代でアメリカ本土から沢山の観光客が来ています。リモートワークを兼ねてホテル以外にアパートを長期レンタルする人が多いとの事です。ホノルルの交通量は普段と変わらない位に道路が混んでいますが、ワイキキの道路はまだ空いています。

 アウトリガーリーフ・ワイキキビーチ・ホテルは$80ミリオンの改修工事プランを発表しました。4月後半に再オープンし、ダイヤモンドヘッド・タワーの工事完成は8月の予定です。隣のハレクラニ・ホテルの改修工事は少し遅れており秋頃には完成する予定だそうです。ワイキキビーチに砂を入れるワイキキ・メンテナンス・プロジェクトの1期目は2012年に一度完成しましたが、2期目の工事としてモアナ・サーフライダー・ホテルからロイヤル・ハワイアン・ホテルの前に沖合から砂を持ってくる工事が始まりました。

 コロナ禍、レストランに足が遠のいていたので、普段はレストランで頂く料理を自宅で初挑戦しました。新鮮な魚を販売しているタマシロマーケットで、魚やオゴ(海藻)を買いました。先日はアジを5匹買ってきて3枚下ろしにしてアジフライを作ったり、大きな土鍋で鯛飯を作ったりしました。チーズケーキにも挑戦しました。日本語のレシピに生クリームと書いてあったので、ホイップクリームを買って作ったら柔らか過ぎました。生クリームは英語ではヘビークリームと言うそうです。日本からは梅や河津桜の満開の写真が届いています。寒い中季節は春を迎えていますね。ワイキキのホテルやビーチも綺麗になります。一日も早く、この明るい気持ちで皆様をお迎えしたいと思っています。


                                                                              深山ツヤ子