ニュースレター 2020.11.01
10月に入り例年ではお店や家々が様々なデコレーションをしてハロウィンを心待ちにしている時期ですが、今年はスーパー等でも大袋のキャンディーが山積みに置いてありました。ホームセンターでは10月の中旬には既に沢山のクリスマスツリーや飾りが占拠しており、今年のハロウィンはちょっと様子が違いました。息子家族も今年は外を軽く散歩するか、知り合いの家にお菓子をもらいに行く程度で、知らない人からキャンディーを貰うのはやめたそうです。子供にはかわいそうですが、仕方ないですね。毎年テーマを決めてコスチュームを着た可愛らしい子供達や家族が、大きなバッグを持って “Trick or Treat!!” とお菓子を貰いに訪れる姿を今年は見ることができずとても寂しい気分になりました。
さて、10月15日よりアメリカ本土からの観光客の受け入れが始まり、ワイキキは少し人が増えたように感じます。10月22日よりTier 2と言うコロナ対策の規制がやや緩くなりました。お友達等の食事も5人まで許可されたため、早速お友達家族とお食事に行き楽しい時間を過ごしました。さらに嬉しいニュースとして、ハワイ州は日本の厚生労働省が許可する新型コロナウイルス感染症の核酸増幅検査(NTA)を行うことができる21か所の医療機関と契約を締結し、日本人旅行者への事前検査プログラムを11月6日(金)から開始する予定です。これにより日本を出発する72時間以内に契約した指定医療機関で新型コロナウイルス感染症の検査を受け、ハワイ州指定の陰性証明書を提示すればハワイ到着後の14日間自己隔離が免除されます。12月13日に予定されていたホノルルマラソンは、最も安全な決断はマラソン大会を断念することだという意見で一致し、中止が決定されました。フルマラソンの他、10キロメートルとカラカウア・メリーマイルも中止になりますが、代わりに世界中の誰もが自分の家からレースを完走することができるバーチャル・ビーチ・フェストが開催されます。世界中の人が参加出来るイベントになる予定だとしてライブ配信も行います。
不動産ニュースとしては、コオリナのフォーシーズン・リゾート・オアフ・ホテルは香港のへンダ-ソン・ランドグループに売却されました。譲渡日や売却価格等の詳細は明らかにされていません。コロナの影響でホテルは3月から閉鎖されており、早い時期でのホテルの再開を期待します。30年の住宅ローンの金利は市場最低金利を更新しました。平均金利は昨年の3.69%から2.81%に引き下げられました。低金利の為、地元地域の不動産購入が大変増えています。売り出しを始めて買い手が決まるまでの日数が過去最短の9日となっています。長谷工の現地法人はオアフ島中央部のロイヤルクニアに211エーカーの未開発の土地を取得し、今後1,850戸の新築住宅を計画中です。そのうち300戸は主に低価格から中価格の住宅を予定しており、建設開始には2~3年かかるようです。このロイヤルクニアは、1980年代に開発が始まりましたが、当時の開発業者の破綻などで約30年に渡り棚上げとなっていたプロジェクトです。ハワイ州は、カハラホテルのビーチフロントの97%を、一般の人が芝生のエリアに椅子や傘を置いたりピクニックをしたり等公共が使用できるよう許可を出しました。ウェディング、サーフレッスン、カヤック、ボード遊びは禁止されています。ホテル側と地元の交渉は今後も続きそうです。
11月3日のアメリカ大統領選挙を控え、沿道では両大統領候補支持者が旗や看板を掲げて応援しています。ハワイの事前投票率は1947年以来最高になりました。この選挙でこれからのアメリカの行方が大きく変わると思われます。世界中でも注目の日になりそうです。是非とも世界が平和でより良い社会を作る大統領が選ばれて欲しいです。ハワイで皆様にお会いできる事を心待ちにしております。
深山ツヤ子