ニュースレター 2020.10.01

 8月のニュースレターで沢山の人達がアラモアナ公園で幼生ヒメジ(ハワイ語ではオアマ)という魚を釣っているという話題を取り上げましたが、先日はこの幼生ヒメジを餌にアラモアナ公園の大きな波が寄せてくる突端で体長40センチ程のカマス(英語ではバラクーダ)を釣り上げている光景に出会いました。丁度通りがかった人がその魚を貰う事が出来たようでとても嬉しそうでした。私もいただきたかったのですが、さばく事も出来ないし、、と思いながら散歩を続けました。釣れた瞬間に出会えただけで1日楽しい気分になりました。

 新型コロナ感染者が一時急激に増えて外出禁止でしたが、9月24日から1家族5人までは一緒にレストランに行って良い事になりましたが、まだ友人達と出かけることは難しい為、もうしばらく自粛が続きそうです。散歩、ジョギング、ビーチ、公園は5人まで一緒に行っても良くなったのと、8月8日から閉鎖していたオープンマーケットが再開できる事になりました。地元の農家を助けると同時に外の空気を吸いながら新鮮な野菜や果物を買う事が出来ます。友人がオープンマーケットに行ってお花を買おうと思ったら売り切れでがっかりしていました。このような不景気な時にお花が売れているというお話は心がほっと温かくなります。またハワイ州は連邦からの援助金、$67ミリオンの一部を使用し、レストラン経営者を救済する為に失業者にレストラン券を発行する予定との事です。

 10月15日からハワイへの旅行者は渡航72時間以内に行ったPCR検査陰性証明の提出、到着時の体温に問題がなければ、14日間の自己隔離をしなくても良いとの事です。またコロナ感染者への水際対策として、フィンランド・エアーポートでは4匹の犬がコロナに感染しているかどうかを見分ける仕事をしているそうです。肌を拭いた布の匂いを嗅いで10秒で感染の判別出来るそうです。犬が人間の役に立ちありがたいですが、早くコロナ感染が終息して欲しいです。

 さて不動産市場ですが、4月から6月までは低迷していましたが、8月は一戸建て住宅の中間価格は昨年より6.2%上昇して$839,000になり、販売戸数は昨年より2.8%上昇しました。またコンドミニアムは2.5%の上昇で$430,000になりましたが、販売戸数は昨年より2.1%減少しました。一戸建ての需要が多い理由として、コロナの影響で自宅待機の時間が多くなり広めのスペースを求める為と、銀行ローンの利子が低い事が挙げられます。

 世界中がコロナの影響を受け失業率が2桁台で観光業が打撃を受けている中、WalletHubという機関がアメリカで一番ハッピーな州はハワイと発表し、2位と3位はニュージャージー州とユタ州でした。ハッピーの定義は、楽しさの満足度、全体的なポジティブな感情、 感情的および身体的な幸福、作業環境、コミュニティ環境でした。住めば都かもしれませんが、確かにハワイの人達は皆ハワイに住めてラッキーだと言っています。

 今年もハロウィンのシーズンになりました。アメリカ各州はハロウィンのお祭りを許可するか、しないかまだ決めていない州が多いのですが、既にキャンデーの売り上げは昨年よりも13%も多いそうです。例年であればデパートや商店にはハロウィンの飾り付けがあり、ホリデーシーズン一杯の雰囲気になりますが、今年は外にあまり出かけられないのでハロウィンの雰囲気を味わう事が出来ません。私は例年のように、ダイニングの椅子カバーをハロウィン模様に衣替えしました。テーブルにパンプキンの飾りつけをして雰囲気を楽しんでいます。皆様はどのようにお過ごしですか? 1日も早く皆様をハワイにお迎え出来るように祈っています。 


                                                                              深山ツヤ子