ニュースレター 2020.09.01

 8月27日から9月9日までの2週間、コロナ感染者増大にともないロックダウン(完全封鎖)が始まりました。生活に不可欠な職業以外の人達は在宅勤務になり、公立の小中学校は10月4日までオンライン授業となります。この新型コロナは様々な人達に影響を与えていますが、人間の行動変化のお蔭でハワイの海は静かに昔の綺麗さを取り戻しています。ハナウマ湾では今まで湾内で見た事のない中型の魚が見られるようになり、ワイマナロ地区のベローズビーチでは初めて海亀が産卵したとの事です。20~25年後にこのビーチに無事産卵に戻って来る事を願っています。

 毎年夏の終わりに開催されるメイド・イン・ハワイ・フェスティバルは、今年はオンラインのみで開催されました。昨年はハワイの様々なギフトや食べ物を販売する450の出店で6万人を動員したお祭りだっただけに、今年はとても残念でした。私のお友達は毎年日本の着物をほどいて洋服を作って出店していたのですが、今年は出店を見合わせたそうです。でも彼女は来年に向けてまた良い商品を作ると言って楽しみにしています。

 さて不動産のニュースですが、カカアコ地区にマイクロ・ハウジングと呼ばれるノホナ・ハレが完成して入居が始まりました。これは16階建ての所得制限付きの賃貸物件です。広さは285スクエアーフィート(26㎡)です。入居したテナントはとてもハッピーで2人は住めると言っています。またカカアコ地区の2つのコンドミニアム、アアリイとコウラの工事は順調に進められています。最新のプロジェクト、ビクトリア・プレースの販売も565ユニットのうち、69.3%が販売されていて来年工事がスタートする予定です。

  小さなユニットに暮らせてハッピーな人がいるかと思うと、その20倍から45倍の広さの家を建てる人もいます。世界で5番目にリッチな、ラリー・エリソン氏はラナイ島の2エーカーの敷地に5つの超豪華住宅を建てる予定です。6,189~13,330スクエアーフィート (575~1,239㎡) の家と3台の駐車場、そして各戸にユーティリティルームと緊急バッテリーやプロパンガスのストレッジを備えた1,000スクエアーフィート(93㎡)の別棟を建てるとの事です。土地だけでも$5,000,000ですが、現在のところ2ユニットが販売済みとの事です。狭くても広くてもそれぞれがハッピーでいる事が一番ですね。

 ニューヨークで2018年末に設立されたSwimplyというプールの時間貸しサービスが話題になっています。新型コロナ感染増大にともない各地で遊園地や公共プールが閉鎖されている中、一般住宅地にある個人宅のプールを時間貸しするサイトが出来ました。Airbnbのような感覚でネットで予約をします。1時間$15から$60で平均レンタル料は$45だそうです。使用する人数、5人以上の場合は1人追加する毎に$10加算されるのが多いそうです。テキサスの人は月に$4,200、ニューヨークの人は$20,000稼いだそうです。このサイトはホストから15%、利用者からは10%を請求するそうです。バケーションに行く代わりによその家のプールを使わしてもらい、バケーション気分を味わう手短な気分転換にはなりそうです

 ハワイの不動産エージェントはライセンス更新の為に2年に1度、11月末までに20時間のセミナーを受けなくてはなりません。今まではセミナー会場に行って授業を受けていましたが、私も今年から初めてオンラインでセミナーを受けました。ズームミーティング形式で受ける前はドキドキでしたが、セミナーに行く為の時間等を考えた場合、これもありかなと思いました。時代の流れで否応なしに新しいスタイルで、仕事と勉強をさせて頂いています。                   

 まだ秋ですが、お正月にはハワイに来たいと連絡をくださるお客様が多いです。コロナが早く終息してお客様の元気なお姿を早く拝見したいと思います。それまではぜひお元気でお過ごしください。


                                                                              深山ツヤ子