ニュースレター 2020.01.01

 新年明けましておめでとうございます。アメリカではクリスマスの翌日から挨拶は「ハッピー・ニューイヤー」です。新年の前に既に日本語で「明けましておめでとうございます」です。実際はクリスマス後は「素晴らしい新年をお迎えくださいね」であり、新年を迎えた後は「明けましておめでとうございます」の意味です。最近はやっと慣れてきて、まだ新年になっていなくても、地元の人達に
「ハッピー・ニューイヤー」と言えるようになりました。

 今年のハワイ州の経済は横這いと言われていますが、ハワイ大学経済研究所の発表では観光客は2.6%、一戸建ての中間価格は1.9%、そしてコンドミニアムは2.8%の上昇が見込まれると明るい予測です。年末から例年のように沢山の観光客がハワイを訪れワイキキやアラモアナは、ご家族連れや新婚さんで賑わっています。ハワイではお買い物袋が有料になりました。そのお陰かショッピングセンターを歩いている人達はお店のマークの付いたお買い物袋を持って歩く人が少なくなり、お買い物をしていないように感じられました。でも統計ではお店の売り上げは昨年より3.4%上昇したとの事です。そのうちオンラインの売り上げは全体の15%を占めているとの事で10人に1.5人はオンラインでお買い物をしている事になります。感謝祭の週だけでもアマゾンの年会費$119のプライムメンバー数が500万人も増加したとの事で、これからますますオンライン・ショッピングをする人が増えるようです。アメリカではギフトの返品や交換が当たり前で行われていますし、どのお店もその慣習を受け入れています。お店ではクリスマス前はギフトのお買い物、そしてクリスマス後はギフトの交換で賑わっています。

 さて、カカアコ地区のプロジェクトの1つ、ビクトリア・プレースのショールームがオープンしました。350ユニット、40階建てで、アラモアナ・ブルバードの海に面した景色の良い立地です。1ベッドルームが749スクエアフィート(69.58㎡)、3ベッドルームが1,846スクエアフィート(171.49㎡)で価格は$1ミリオンから$5ミリオンです。ラグジュアリーなアメニティが揃っています。また、ワイキキのクヒオ・アベニューとシーサイド・アベニューの角の3,515スクエアフィート(326.55㎡)の土地が売りに出ました。ハイヤットセントリックホテルの前、ロイヤルクヒオの横です。詳細は弊社にお問い合わせください。

 英字新聞のローカル版の記事の一面に、ハワイに居住する日本人のミウラキョウコさんという女性が優しい微笑みを浮かべている大きな写真が掲載されていました。記事の題は「看護婦が人生の末期に安全な天国を提供しています」でした。彼女はパートタイムで看護婦の仕事をする傍ら、彼女の自宅でノンプロフィットでホスピスとして末期の患者さんの面倒を長年見ているそうです。沢山のサンキューカードからどれだけ彼女が心温まるケアーをしていたかが見てとれるとの事です。日本人がこのような形で社会貢献している姿を見ると、同じ日本人として誇りに思います。年末の心温まる記事でした。

 元旦は家族一緒に私のコンドミニアムでお正月料理を頂き新年を迎えました。孫が来るなり双眼鏡を持って海を見ていました。そう言えば今年もクジラがお部屋から見える季節になりました。クジラは3月頃までハワイで子育てをし、その後アラスカ方面に向かいます。空が透き通った青さで、海はダイヤモンドのようにキラキラ輝いていてとても良いお天気でした。

 このお天気のように皆様にとって輝かしい一年でありますように心よりお祈り申し上げます。


                                                                              深山ツヤ子