ニュースレター 2019.04.01
ハワイの平日の朝は10分間隔で随時交通情報とお天気情報がテレビで報道されます。アメリカ本土と違う点は、必ず波の高さも報道されます。3月中旬には50フィート(約15メートル)もの波がノースショアーの海岸に打ち寄せました。危ないので海岸には近づかないようにと注意が出ますが、それでもベテランのサーファーは海に出るそうです。サーファーにとって地面に這った状態で見る4~5階建てのビルの高さの波は想像を絶する位に高く感じると思います。週末の波が高い日はたくさんの人々が波を見る為にノースショアに向かうので、道路が混雑する時もあります。今年は季節の変わり目の強風や大雨がないまま春になるようです。
“タッチダウン、サウスウエスト”と新聞の表紙に大きく掲載され、サウスウエスト航空の最初の便が3月17日オークランド・インターナショナル・エアーポートよりホノルルのダニエル・イノウエ・インターナションナル・エアーポートに到着した記事でした。これから随時ホノルル、マウイ島のカフルイやハワイ島のコナ等にアメリカ西海岸10か所からの便が離発着する事になります。他島間にも飛ぶ予定で、今まで独占していたハワイアンエアーラインと価格競争になるようです。全席エコノミーで荷物料や変更手数料なしでサービスを行うそうです。
また新聞には“今年の日本のゴールデンウィークはスーパー・ゴールデン・ウィークと称して観光客の増大を見込んでいる”と掲載していました。この時期日本からハワイへのエコノミークラスでも5000ドルを支払った人もいて、普段の運賃の30~40%も多く支払っているとの事です。5月24日からはANAが大型機を運航する予定があり、ハワイ観光局は沢山の観光客がハワイに訪れるのを歓迎しています。
ハワイのローカルにとってもう一つ嬉しい事は、日本のダイソーが2店舗目をアラモアナ近くの、ヤングストリートとピイコイストリートの角に開店した事です。1店舗目のパールシティー店には市内からは遠い場所にも関わらず、一日2000人もの人が訪れたとの事で、長蛇の列で大変混みあいました。2店舗目は20台の駐車場があり、近隣のコンドミニアムからは徒歩で行ける場所です。ほとんどの商品の価格は1ドル50セントです。こちらの店舗もいつも人の列が出来ています。
不動産のニュースとしてはホテルやオフィスビル、商業物件のセールスがうなぎ上りに活発な事です。特に$1.1ビリオンで売却されたマウイ島のグランド・ワイレア・ホテルを筆頭に、カパルア・ビーチ・ホームの$540ミリオン、アンダーズホテルの$288ミリオン、リッツカールトン・カパルアの$275ミリオン、マウイ砂糖農地の$262ミリオン等のセールのお蔭で前年比67%上昇で、合計$5.15ビリオンのセールスでした。10年前と比べると約5倍の伸び率です。株や債券市場とトランプ氏の法人税の引き下げが影響しているようです。290のセールスのうち219件はハワイの地元の買主、64件がアメリカ本土で7件が外国からの投資だったそうです。
ハワイの夏休みは6月初旬から始まりますが、3月というのにもうサマースクールの特集が新聞に掲載されています。勉強のみならず子供が笑顔でアートやサッカー、テニス、ウクレレ、スイミングクラスなどに参加している写真はとても可愛いです。サマースクールで思い出すのは息子が幼稚園生だった頃の事です。スイミングクラスに参加していたので、今日のクラスはどうだったかと聞いたら「うん、見てただけ。」と言ったのを今でも思い出します。どうりで、大きくなるまで水泳は上手くはならなかったはずです。最近は日本から沢山の子供達がサマースクールに参加しています。小さな頃から英語に触れる機会の多い子供達は国際色豊かな環境で育ちとても羨ましいです。今年も地元の子供達に混じって日本の子供達が元気にハワイで夏を過ごしてくれる事を願っています。
深山 ツヤ子