ニュースレター 2018.08.01

 連日、日本の猛暑のニュースを見ています。日差しの強さはハワイも日本と変わらないかと思える時もありますが、ハワイはいったん日陰に入ると爽やかな貿易風が吹いて快い気分にさせてくれます。お客様からハワイに避暑に来ましたと聞く度に、ハワイに住んでいることの有難さを実感させられます。初夏から秋の始まりまで咲き続けるシャワーツリーは太陽をふんだんに浴びています。真夏を謳歌して、たわわに咲いた花を見ると、その咲き誇った花からは太陽と同じような豊かな明るいエネルギーをもらうような気持ちになります。

   一年中どんな季節に来ても心地よいハワイには沢山の観光客が来ます。今年上半期のデータでは、ホテルの平均客室料が昨年比より6%上昇して1泊$280で全米1になったとの事です。また、ホテルの稼働率は81.7%でフロリダ州のオーランドと並んで、ニューヨークの次に高い率との事です。稼働率を上げる為に各ホテルは工夫をしています。ワイキキの中心、342 Seaside Avenue のShoreline Hotel Waikikiは、ミレニアル世代の22才から37才までをターゲットに、135室のホテルで「ネオンと自然を融合」というテーマで改装をし7月にオープンしました。「インスタ映えするホテル」を売りにしています。グランドオープンの宿泊料は$179ですが、通常は$219から$359までだそうです。

   ミレニアル世代の人達にも多く利用が見込まれるカーシェアリングがスタートしました。トヨタのプリウス、レクサス等の車種で25箇所のステーションが設置されました。このカーシェアリングはハワイ語でフイ(英語ではクラブ)と呼ばれて、1時間$9.95または1日$79.60でガソリンと保険込みの料金です。iPhoneで予約し、開錠して使えます。今までレンタカーを借りる為に長い行列を作っていた人達にとっては時間が節約でき、便利なサービスになります。

   不動産のニュースとしては、カカアコ地区のアアリイのセールスが開始し、セールスセンターにはモデルルームが出来ました。カカアコの完売したアエオというコンドミニアムは12月に登記予定になりました。その下に既にオープンした自然食品のスーパー、ホールフーズは連日沢山の買い物客で賑わい、すっかり地元に定着したようです。日本の観光客がホールフーズ・ブランドのコーヒーやチョコレート、そしてオーガニックの石鹸などを買い求めている姿をよく目にします。最近はマイバッグが必要になり、ホールフーズブランドのハワイらしいエコバッグ($2.99)が良く売れているようです。

   さて、大学の同窓会の招待状が届きました。毎年7月中旬に開催されているのは知っていましたが、アメリカの端のボストンは遠いので参加した事はありませんでした。不思議なもので普通の招待状なら行くつもりはなかったのですが、教授から私の大学時代のニックネーム宛てでの招待状だったのでつい懐かしくなり、行く気になってしまいました。教授の戦略勝ちでした。今年は特に私の同期生が沢山集まるとの事で重い腰を上げて参加して来ました。何年も会っていなかった同期生はそれぞれ立派になり、ある男性は体格が2倍にもなって別人のようで目を疑いました。会話の中の数字の桁が私とはかけ離れた話をしている同期生は、頑張っているという波動で自信に満ち溢れていました。

   アメリカ本土を旅行する人はクリスマスシーズンが一番多いと思われていますが、6月末のある一日はデルタ航空は645,000人、アメリカン航空は698,000人の乗客だったとか。6~8月は旅行する人が非常に多い時期との事です。私は早朝にボストン空港に行きましたが、空港までの道のり、そして空港ロビーは沢山の人で混雑していました。ホノルルの混雑とは比較にならない程多くて驚きました。やはりアメリカは大国だと感じました。

   この旅行でエネルギーを沢山頂き、同期生には及びませんが、あと少しだけ頑張ろうという気持ちになりました。皆様もこの暑い夏を無事に過ごされることを願っています。

深山 ツヤ子