ニュースレター 2018.03.01
ブルージェイドが咲いてます、という件名のメールがマウイ島の知人から届きました。彼女から来るメールは開ける前でも、既に明るく楽しくてキラキラ輝いている雰囲気が伝わります。そして開封すると素敵なお花の写真が添付されていて、思わず微笑んでしまいます。彼女の文章も素敵です。
「この頃雨の日が多く庭の花々は咲くのに忙しそうです。大好きなブルージェイドも色鮮やかに咲きました。 ドライブウェイのブーゲンビリアもハイビスカスの花も綺麗です。 どうぞご覧ください。」
マウイ島の彼女の家は住み心地が良くて、お花や果物が沢山なり、貿易風が吹き、海の向こうの島々も見えて天国のようだと言っています。その天国の家を自分一人で味わっているのは申し訳ないと言って、数年前に彼女が留守の時に御自宅を私の為に開放してくださいました。知人の家に宿泊させていただくのは気を使うので気乗りしなかったのですが、心のこもった優しいお誘いを、とうとう断ることが出来なくて泊めさせて頂いた事があります。御自宅以外にもアボカドの木が60本もある畑を持っているので、アボカドが沢山なった時はオープンマーケットに売りに行くそうです。ハワイの気候を満喫して天国にいるような老後を過ごしている彼女はハワイ一幸せな女性なのかも知れません。いつか、そのような彼女にあやかりたいと思うこの頃です。
コンドミニアムに住んでいる私は自然食品スーパーのホールフーズマーケットに行ってお花を買うのが唯一の楽しみです。今まではカハラモールにあるホールフーズマーケットまで車で行っていましたが、6月には新店舗がカカアコのアエオというコンドニミアムの下、自宅から歩いて2ブロックの所にオープンします。この近さなら毎日でもお買い物に行けるので、お花を絶やす事無く生活が出来そうです。観光客の方もこれからはカハラモールまで出かけなくてもアラモアナセンターにショッピングに行ったついでに立ち寄れるので、便利になると思います。新しくオープンするお店は2階建で広さは7,161㎡、約700台以上の駐車場も設けます。空いている駐車場には分かりやすいようにスマートガレージと呼ぶライトが点く設備もあるそうです。
ホールフーズマーケットを買収したアマゾンは日々前進していて話題が尽きません。今度は年会費99ドルを支払ったら2時間以内にオンラインでオーダーした食料を自宅まで配達してくれるそうです。今のところ、このサービスを提供する地区がシンシナティ、ダラス、オースティン、バージニア・ビーチと限られているそうですが、いずれ各地でサービスを受けることが出来る予定とか。35ドル以上お買いものをした人には無料で、もし1時間以内に配達をしてもらいたい場合は8ドル払えば良いそうです。現在アメリカで食料をオンラインで買う人は7%だそうです。その内2/3は自宅まで届けてもらう人、1/3はお店まで取りに行かれる人だそうです。アメリカでは何かにつけて、バナナが話題に上がります。この記事にも“There are always going to be people who want their bananas a little green” 要するに中には流行の先端を行く人もいるという事でしょう。そういえば、トランプタワーの販売をしている時に白人のセールスレディーが ”I can’t wait for a green banana to get yellow“こちらの意味は緑のバナナが黄色になるまで待つ余裕が無いほど忙しいということでしょうか?ホールフーズの看板商品として特にバナナとヨーグルトが安いそうです。先日は綺麗な、たわわなバナナが1ドル50セントでした。バナナを看板商品にするとは、ウィットに富んだ楽しいお店と思いました。
さて、ハワイへの観光客数が6年連続増加しています。昨年の観光客数は940万人で昨年より5%増加しています。また、観光客はハワイ経済に$16.8ビリオン貢献していて、税収は$1.96ビリオンです。観光業に従事している人数は204,000人です。沢山の観光客に満足してもらうための受け入れ態勢として$1.1ビリオンの予算でエアポートの施設の拡張工事が進められることになりました。着工に5年、完成まで5年と少しのんびりすぎないかなと思いますが、1時間に4000人の入国審査が可能になるとの事です。
日本の豪雪のニュースを見ている時、マウイ島の知人のお庭ではブルージェイドやハイビスカス、プルメリアが綺麗に咲いていたのですね。知人の家とまではいかなくても、ハワイは天国にいるような気候、そしてお花を誰もが楽しめます。そしてそろそろパパイヤやパイナップルも美味しい季節になります。ぜひ冬の寒さから開放され、のんびり出来るハワイにいらしてください。楽しみにお待ちしております。
深山 ツヤ子