ニュースレター 2017.03.01
お客様各位
ハワイでは、一年中ハイビスカスやプルメリアが咲いていますが、毎年春の訪れを真っ先に感じさせるのは、大きな木に真黄色に咲くいり卵の木、スクランブルエッグで、その傍らマンゴーの花が木一面に咲き、その後にシャワーツリーが咲き始めます。シャワーツリーは春から夏、そして9月頃まで咲き続けます。2月はウクレレフェスティバルがありました。また年初めから3月の末までは桜祭り女王の候補者があちらこちらのショッピングセンターや催し会場に現れて春の訪れを感じさせてくれます。日系人も4世、5世の時代になりましたが伝統のあるお祭りとして続けていって欲しいです。
さて、毎年ハワイからアメリカ本土の有名大学に進学する生徒が多くいます。競争率の高い大学はAlice Lloyd College, Stanford University, Columbia University, Harvard University, Juilliard School等で、英字新聞に大学の入試審査の際に重要視する項目が掲載されていました。高校の進学科目の成績79.2%、全部の科目の成績60.3%、学校のレベル60.2%、SATの点数55.7%、エッセー22.1%、カウンセラーの推薦17.3%等。ボランティアを沢山している事も重要と聞いていましたが、実際にはボランティアの項目はありませんでした。また趣味も大事と聞きました。合格のボーダーラインにいた場合ピアノが弾ける人よりバイオリンを弾ける人のほうが有利とか。今はインターネットの時代で学歴が無くても社会に出て成功する人が大勢いますが、アメリカもまだまだ学歴志向のようです。ウクレレが弾けたり、桜祭りの候補になった人が合格するような社会だったら楽しいのにと思います。
学歴も大事ですが、将来どの職業の求人が多いかも進路を決める重要なポイントです。ボーイング社によると2016年から2035年までの間に世界中で新しくパイロットになる人が617,000人も必要になるとのことです。現在22,510機あるジェットは45,240 機にもなり、2011年に463,386人いるパイロットは2030年には980,799人必要になるとの事です。ハワイに住むコリン君は13歳の男の子で今からパイロットを目指していて、すでに飛行歴41.8時間だそうです。新人のパイロットは2年前の初任給が$25,000だったのが今は$60,000で、勤務2年目には$150,000プラス福利厚生費を貰えるそうです。インターネットで用事は済ませそうですが、人の移動はますます多くなるようです。
人の移動が多くなるとホテルの需要も多くなると予想されます。ワイキキのパシフィックビーチホテルが$115ミリオンかけて改修工事をしています。そして今話題のカカアコ地区も開発プランの中にはコンドミニアムとホテルを組み込むプロジェクトも多くなり始めています。
地元の人達にとって嬉しい話題としてはターゲット(ウォ-ルマートに次ぐスーパー)がアラモアナショッピングセンター前のノードストロームの後に入居することが発表されました。ターゲットは現在オアフ島のカイルア、ソルトレーク、カポレイ、そしてマウイ島とハワイ島にあります。ホノルルの中心アラモアナセンターに入る事で地元の人にとってはとても便利になります。私も時々ソルトレーク店まで行っているので近くに出来るのがで楽しみです。22,235平米の広さで食料品も扱うとの事です。食料品といえば、すでにアラモアナセンターにはハワイ一の広さのフードランドがありますが、今後はカカアコにやはりスーパーの大手、セイフウェイが開店するとの事です。自然食品のスーパー、ホールフーズの開店も予定されていますので、アラモアナ、カカアコ地区はますます便利になります。
新年が明けたと思ったら、もう3月です。あっと言う間に時が過ぎてゆきます。先月御知らせしましたが、3月22日に恒例の東京の帝国ホテルで不動産セミナーを開催させていただく予定です。http://www.hawaiianjoy.com/seminar/ にてお申し込みくださるようにお願いします。皆様にお目にかかれるのを楽しみにしています。
深山 ツヤ子