ニュースレター 2012.02.01

お客様各位

   今年の旧正月も無事に終わりました。ハワイには中国系アメリカ人が沢山います。中国系アメリカ人は元日と旧正月、二度お祝いをします。二度お祝いするということは二倍以上稼ぐ意味?ハワイでも中国系アメリカ人はお金持ちが多いです。中国人の説明では龍の置物を水の傍、住まいの東に置けば運が良くなるといわれております。

   観光業界は昨年辺りから中国人観光客の記事を大きく英字新聞で取り扱っています。今週は初めてカウアイ島に上海からの直行便が発着したという記事が載りました。カウアイ島は中国人観光客を呼び込むことを研究しています。ホノルルをはじめ他の島もカウアイ島の姿勢を学ぶ事が必要です。台湾からの中国人観光客はビザウエイバー(ビザなし)でハワイに訪問出来るようになりました。昨年の中国人観光客は8万人強でしたが今年は12万以上を期待しています。国別では日本人観光客を抜き、滞在中一番多く買い物するのが中国人観光客になりました。日本からはHISのお客様が増えましたがJAL PACK,JTBの観光客よりは消費額が少ないです。現在、JAL PACK,JTBのお客様はハワイでは一番消費して頂けるお客様と思います。今後は益々、HISのお客様が増えます。10年後は上得意になるお客様はHISになると確信しています。

   不動産業界はドル安の影響で高額物件、ワイキキ・アラモアナ物件を取得する海外からの買い手が増えています。ワイキキ地区の建ぺい率・容積率が35年ぶりに緩和されます。緩和されれば狭い土地でも高層ビルの建築が可能になり、今後ワイキキ地区に新築物件の建設が期待されます。ハワイアンジョイ社が34年前(1978年)に創業してからワイキキ地区に新しく建設されたコンドミニアムはワイキキランドマーク(1992)ワイキキビーチタワー(1985年)、ラニケアアットワイキキ(2005年)、ウォーターマーク(2008年)、トランプタワー(2009年)、アルーアワイキキ(2010年)です。この30年間に新しい主な物件は6件のみです。ワイキキにある大半のコンドミニアムは1978年以上前の建物です。

   建築業界はホノルル市大量輸送高架鉄道(カポレイ地区〜アラモアナ地区)の建設が始まりましたが今年のホノルル市長選に反対(元ハワイ州知事カヤタノ氏)が立候補、元市長代理、現市長3人の巴戦になります。元市長代理、現市長は高架鉄道に賛成ですが元ハワイ州知事は反対派です。元知事がホノルル市長に選出されば$5.27ビリオン計画は頓挫されます。連邦政府からの補助金も降りていますからホノルル市大計画が中止になれば問題が生じます。東側の住民(マノア、ワイキキ、カイムキ、カハラ〜ハワイカイ地区)は高架鉄道が完成しても余り生活には関係ありません。西側地区の住民は助かりますが朝夕時のラッシュアワーの高速(H-1)の交通停滞は改善しないと思います。

   スポーツ関係ではマウイ島とオアフ島のゴルフトーナメントがありました。今年のソニーオープンは石川プロが参戦しましたから沢山のギャラリーでした。初日の9ホールは彼について応援しました。特に女性の応援団が沢山いましたが予選通過出来ずがっかりしていました。2月はノースショアー(北海岸)で大きな波乗り世界大会です。5メートル以上の大波ですから波乗りの醍醐味が楽しめます。この時期はクジラウォッチングとワイキキビーチに沈む太陽の美しさは最高です。皆様のお越しをお待ちしております。

深山 誠二