ニュースレター 2011.04.01

お客様各位

   3月11日の地震・津波は戦後最大の惨事になりました。被災者の皆様に心よりお悔み申し上げます。惨事は何時起きるか分かりませんので偶然と思いますが、9月11日、3月11日と11日は大きな惨事が起きる日なのかと思ってしまいます。

   私の3月の日本行きは、主に東京での「ハワイ不動産セミナー」と名古屋の知人の49日の法要、両親の墓参りでした。3月3日帝国ホテルに於いて「第22回ハワイ不動産セミナー」を無事に終えました。翌日、東京で勉強している娘と軽井沢に出かけ、スノ―ボードと温泉を充分に楽しみました。その後、名古屋、大阪、京都、城崎温泉、中州(福岡)の旅と親父グループの会食を満喫しました。

   3月11日、新幹線のアナウンス「まもなく新横浜駅です」が終えるや否や突然列車が止まり、揺れました。車内放送で福島沖に地震が起きたことを知りました。車内は停電です。娘が東京にいます。電話が全く通じません。列車内の公衆電話も使えません。送信は出来ませんが着信は出来ました。ハワイに居る家族から携帯に電話が入り、娘は無事と聞いた時は安心して身体が楽になったので、列車内で一晩過ごしてもよいと覚悟しました。日本語の車内放送は時々ありましたが英語の放送はありません。列車内には外国人観光客もいます。残念ですがJRの車掌は英語で車内放送が出来ません。私は廻りの外国人に地震の説明をしました。列車が再び動き出すまで4時間以上、列車内で缶詰でした。私は、日本でのこの経験を一生忘れることはありません。

   ハワイでも、日本の地震の数時間後、津波警報がでました。ガソリンスタンドには車が行列し、スーパーには食料や水を買いに来る人で溢れたそうです。ハワイ島のコナでは、ホテルが浸水したり家が数軒流されたりと少しの被害がありました。

   3月11日~13日の期間に開催されたホノルルフェスティバルは、大きな惨事にも関わらず、ハワイ住民の協力のお陰で、予定通り無事に終えることが出来ました。花火大会は中止になりましたが、ジェイク・シマブクロによるウクレレ・チャリティーコンサートが特別企画され、多くの義援金が集まったという事です。また、ハワイもファーストハワイアン銀行の音頭で義援金運動が始まりました。各テレビ局でもKOKUA FOR JAPAN運動が始まりました。KOKUAはお手伝いの意味です。その他、ハワイの各地で募金活動が行なわれています。

   一日も早い復興をハワイよりお祈り申し上げます。

深山 誠二