ニュースレター 2020.04.01

 「Stay at home and work from home」と言う言葉が毎日あちらこちらから聞こえます。生活をする上で必要不可欠な事以外には外出をしないようにと呼び掛けています。又、州知事が30日間ハワイには来ないようにと発表した事により、ほとんどのホテルや商店は閉鎖され、ワイキキやアラモアナショッピングセンターには人がいない状態です。アラモアナ公園などの市立公園は全て閉鎖されています。緑の木々と白い砂浜
そして青い海だけが、飛びきり明るい太陽の下でサンサンと輝いています。ハワイ大学をはじめ、小学校から高校全ての学校はオンライン授業に切り替えていて、今学期はこのまま通学しないうちに夏休みが始まる予定です。毎年サマーファン、夏休みのプログラムが発表されて学生はどんな夏を過ごすか楽しみにしている時期ですが、今年はどのようになるかわからないまま夏休みになりそうです。

 コロナウィルスに立ち向かう為に地元の人々は様々な方法で協力しあっています。自宅待機の時間を使ってマスクを作ったり、歯医者さんや学校にある3Dプリンターで帽子に取り付けるプラスチックの透明なフェイスカバーを作ったりして病院等に寄付をしています。またウイスキーなどのお酒を作る醸造所がアルコールを使った手の消毒液を作ったりして社会貢献をしています。

 スーパーマーケットは沢山の人込みで入店するにも長時間並ばないといけない状態が続いています。それぞれの店舗ではシニアの為に曜日と時間を決めて買い物の便宜を図っています。又、人込みを避けたい人の為にはスーパーの宅配があり利用する人が多くなっています。例えばフードランドは$30以上買う場合はテイクアウト代金が$4.95、もし自宅までの配達を希望し$50以上のお買い物をした場合は$12.99です。お年寄りで車を運転しない人にとっては助かるサービスです。その他、地元の野菜生産者はドライブスルーで購入できるようにして野菜を販売しています。

 ウィルスの感染を防ぐ為に不動産協会は毎週日曜日に行われるオープンハウスを4月末まではしない事にしました。まずは、それぞれが身の安全を確保する事が大事です。そのような状況下でアラモアナショッピングセンターとウォルマート近くに新しくツインタワーのコンドミニアムを建設する許可が下りました。市場価格の物件が836ユニット、そして居住者向け所得制限付きの特別枠物件が128ユニットです。12階建ての駐車場と8,000㎡の商業店舗のスペースを備えたプロジェクトです。

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ニュースレター 2020.03.01

 冬の季節でも暖かく明るい太陽がサンサンと降り注ぐハワイですが、春は特別なシーズンです。デパートや商店にはイースターの商品が並んでいます。淡いピンクやブルーのお花の飾りがついた卵の瀬戸物を見て、思わず手にとってしまいました。エッグハントをする子供達の可愛い顔が目に浮かびます。春はカーニバルの季節でもあります。ハワイは常設の遊園地が無いので学校のカーニバルの時に設置される乗り物などはとても人気があります。親に手を引かれてカーニバルに向かう子供達はとても楽しそうです。

 子供達の楽しみとは別にハワイの大人の楽しみはゴルフです。ワイキキの山側のアラワイ・ゴルフコースは年間220,000回のラウンド数で世界で一番多い数を出したというギネスブックの記録があります。ハワイは一年中フルにプレイが出来るからです。このコースのドライブレンジの施設を$50ミリオンの予算で新しくするプランが進められています。まだ色々な許可申請プロセスをしなくてはならないようですが、数年後には最新の機械が設置された綺麗なレンジになる予定です。

 また春と言えば桜、2月の下旬にハワイ大学のあるマノア谷公園に高知県からの桜が3本植えられ、ハワイと日本とカナダの桜基金の人達の協力で植樹セレモニーが行われました。マノアは日中は暖かく、夜間は軽いシャワーが降り適度に涼しくなるので桜にとって良い環境との事です。将来綺麗な桜がマノア谷の公園に咲くのが楽しみです。

 さて不動産のニュースとしてはカカアコ地区のヴィクトリア・プレースの販売が開始されました。
“ハワード・ヒューズ社” が開発する7棟目のコンドミニアムになります。40階建てのタワーレジデンスは350室あり、プールハウス、テラス、パーティースペースなどの共有設備は2フロアにかけて広々とした空間でインドア/アウトドア・リビングを楽しめます。コンドミニアムに住みながら、豊かな庭園に囲まれたプライベートクラブを思わせるライフスタイルを目指しています。アラモアナ通り沿い、最前列のロケーションに建てられ、景色には青い海が輝いています。キッチンの電化製品はハイクォリティーのものを取り入れ、カウンタートップ/キャビネットは木材とガラスをバランスよく調和し、落ち着いた印象を演出しています。 間取りは1ベッドタイプ(約70㎡~87㎡)、2ベッドタイプ(約100㎡~119㎡)、3ベッドタイプ(約163㎡と171㎡)になります。 セキュリティーは24時間体制、クラブコンシェルジュ、イベントサービス、不在中のレジデンスケアが提供されます。ご興味のある方はぜひご連絡ください。

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ニュースレター 2020.02.01

 2月はスーパーボールの話題でとても賑やかです。今年で54回目を迎え、2月2日にサンフランシスコ49対カンザスシティー・チーフスの試合がフロリダ州マイアミで行われます。観戦チケットは開催間近だと安くても$5,774から$14,016です。テレビのコマーシャル料は30秒で$5.6ミリオンだそうです。全米のスポーツバーは大変な賑わいになりますが、特に話題を集めたのはニューヨークのレストランがスーパーボール・スペシャルとして一人前$154,000のディナーを販売した事です。この価格にはお食事や最高級のワインの他に2022年のスーパーボールの観戦チケットとファーストクラスの往復切符が付くそうです。私もフットボールが大好きなのでテレビで観戦していますが、いつかハワイのスポーツバーで観戦してみたいと思っています。こちらは入場料を払っても$20前後です。

 昨年5月にANAのエアーバスA 380、520人乗りのジャンボ機フライング・ホヌ(空飛ぶ海亀)が就航してから2機のジャンボ機が週に10回飛んでいましたが、今年の7月1日から新しく3機目のフライング・ホヌが飛ぶ予定で、これらのジャンボ機は週に14回飛ぶことになるとの事です。エアポートのラウンジも広く綺麗になり、とても快適です。各航空会社の増便の貢献もあり、昨年ハワイ州に訪れた観光客が初めて10ミリオン(1千万人)を超えました。そのうちアメリカ本土から約67%、日本から約14%、カナダから約7%前後です。観光客が$17.8ビリオンを使い、そのお陰で216,000人の雇用をサポートし、$2.1ビリオンの税収を生み出しました。

 ワイキキの中心にあり、ビーチまで数ブロックの53ユニットのレンタルアパート、カネカポレイ・コレクションの申込の受付が始まりました。居住者向け所得制限付きの特別枠物件で独身は$67,500、夫婦は$77,150、4人家族は$96,400以下の年収である事が条件です。家賃の予想はスタジオ(ワンルーム)が月額$1,390、ワンベッドルームが$1,563、2ベッドルームが$2,067です。ハワイ州では月収の30%以上を家賃として払っている人の割合は52.9%です。ハワイ州以外で月収の30%以上家賃を支払っている州の1位はフロリダ56.5%、2位はルイジアナ55.8%、3位はカリフォルニア54.6%です。全米のデータですが、住宅を一番多く購入する年齢層は25才から34才までだそうです。ハワイは今後5年間、毎年新しく1万戸の需要があると見込まれていますが、毎年2000戸しか供給されないようです。その為かレンタルアパートの供給が進む中、カカアコの新築物件の販売状況も順調です。またアラモアナセンターの鉄道駅の隣に建設予定のセントラルアラモアナの工事が始まりました。43階建て513ユニットで60%は居住者向け所得制限付きの特別枠物件です。来年中頃に完成の予定です。

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ニュースレター 2020.01.01

 新年明けましておめでとうございます。アメリカではクリスマスの翌日から挨拶は「ハッピー・ニューイヤー」です。新年の前に既に日本語で「明けましておめでとうございます」です。実際はクリスマス後は「素晴らしい新年をお迎えくださいね」であり、新年を迎えた後は「明けましておめでとうございます」の意味です。最近はやっと慣れてきて、まだ新年になっていなくても、地元の人達に
「ハッピー・ニューイヤー」と言えるようになりました。

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