ニュースレター 2017.04.01

お客様各位

   恒例の23回目のホノルルフェスティバルが今年も開催されました。フラダンス、クラフトフェア、映画、盆ダンス、そしてレインボー駅伝後の最大催し物は長岡花火です。我が家は昨年と同じカラカウアアベニューに面している3階のレストランでお食事をした後に花火を楽しみました。毎週金曜日のヒルトンハワイアンビレッジの花火と違い、ハワイではなかなか見る事が出来ない花火を沢山見させていただきました。心臓に響く音と真上に大きく開く花火を見て感動しました。私の横で一緒に花火を見ていた孫娘にはどのように見えて、どのような気持ちでいるのかなと思い、そっと瞳を覗いてみました。一緒に同じ空間と経験をシェアできて幸せな気持ちになりました。

   ホノルルフェスティバルに合わせて、沢山の観光客が来てくれました。最近はカカアコ地区で地図を片手に歩いてる観光客を多く見かけます。その観光客に朗報です。ホノルル市はバイクシェア(レンタル自転車)のシステムを作る準備を進めているそうです。好きなバイクステーションで自転車を借り、好きなステーションで返却できるシステムです。一回30分で$3.50、一ヶ月$15で30分まで乗り放題、又は$25で1時間まで乗り放題です。ホノルル、ワイキキ等に100カ所のステーションを設ける予定だそうです。観光客のみならず、地元の人の健康維持と運動にも役立つと思います。

   観光客にとって便利なABCディスカウントストアーは新しい試みとしてレストランを開店することになりました。広さは約1,200㎡で150席、ブレックファースト、ランチ、ディナーがあり、コンテンポラリーでベーカリーもあるそうです。場所は以前のオフィスビル、ワイキキトレードセンター、今はハイヤット・セントリック・ワイキキビーチホテルの一階です。5月、遅くても6月には開店するとの事です。

   さて、カカアコのコンドミニアム開発では中間所得者用に計画されたビルが続きましたが、以前発表されていた超高級コンドミニアム、ゲイトウェイ・タワーズが年内にも工事をスタートすると発表されました。今のワードウェアハウス・ショッピングセンターを取り壊します。8月6日までには現在のテナントは退去され、オールド・スパゲティー・ファクトリーはアロハタワー・マーケットプレイスに移転するそうです。235ユニットのコンドミニアムの価格帯は1ベッドルームタイプで約$1,600.000、3ベッドルームタイプで約$7,300,000です。

   その他、ワイキキのシーサイドアベニューとロイヤルハワイアンアベニューの間、ロイヤルクヒオの裏の大きな空き地が市民の公園になると正式に発表されました。今その工事の為にホノルル・ロータリークラブが募金活動を始めました。公園になる事でロイヤルクヒオの山側、そしてアイランドコロニーの西側の景色はこのまま維持される事になります。

   お陰様で3月22日の東京帝国ホテルでのハワイ不動産セミナーを無事終える事が出来ました。ありがとうございました。貴重なお時間を頂き、お客様にお目にかかれて嬉しかったです。日本の桜の開花には少し早い滞在だったので、残念ですが、今ハワイでは「ハワイの桜」と言われるピンクテコマの花が満開です。散歩中に日本の桜に思いをはせたり、池の近くのアヒルの親子を見たりして疲れを癒しています。今年は夏休みの前にもう一度セミナーを開催させていただく予定で6月21日に帝国ホテルの会場を予約しています。セミナーの内容等、詳細が決まりましたら、また御知らせさせていただきます。今後ともよろしくお願い申し上げます。

深山 ツヤ子

ニュースレター 2017.03.01

お客様各位

   ハワイでは、一年中ハイビスカスやプルメリアが咲いていますが、毎年春の訪れを真っ先に感じさせるのは、大きな木に真黄色に咲くいり卵の木、スクランブルエッグで、その傍らマンゴーの花が木一面に咲き、その後にシャワーツリーが咲き始めます。シャワーツリーは春から夏、そして9月頃まで咲き続けます。2月はウクレレフェスティバルがありました。また年初めから3月の末までは桜祭り女王の候補者があちらこちらのショッピングセンターや催し会場に現れて春の訪れを感じさせてくれます。日系人も4世、5世の時代になりましたが伝統のあるお祭りとして続けていって欲しいです。

   さて、毎年ハワイからアメリカ本土の有名大学に進学する生徒が多くいます。競争率の高い大学はAlice Lloyd College, Stanford University, Columbia University, Harvard University, Juilliard School等で、英字新聞に大学の入試審査の際に重要視する項目が掲載されていました。高校の進学科目の成績79.2%、全部の科目の成績60.3%、学校のレベル60.2%、SATの点数55.7%、エッセー22.1%、カウンセラーの推薦17.3%等。ボランティアを沢山している事も重要と聞いていましたが、実際にはボランティアの項目はありませんでした。また趣味も大事と聞きました。合格のボーダーラインにいた場合ピアノが弾ける人よりバイオリンを弾ける人のほうが有利とか。今はインターネットの時代で学歴が無くても社会に出て成功する人が大勢いますが、アメリカもまだまだ学歴志向のようです。ウクレレが弾けたり、桜祭りの候補になった人が合格するような社会だったら楽しいのにと思います。

   学歴も大事ですが、将来どの職業の求人が多いかも進路を決める重要なポイントです。ボーイング社によると2016年から2035年までの間に世界中で新しくパイロットになる人が617,000人も必要になるとのことです。現在22,510機あるジェットは45,240 機にもなり、2011年に463,386人いるパイロットは2030年には980,799人必要になるとの事です。ハワイに住むコリン君は13歳の男の子で今からパイロットを目指していて、すでに飛行歴41.8時間だそうです。新人のパイロットは2年前の初任給が$25,000だったのが今は$60,000で、勤務2年目には$150,000プラス福利厚生費を貰えるそうです。インターネットで用事は済ませそうですが、人の移動はますます多くなるようです。

   人の移動が多くなるとホテルの需要も多くなると予想されます。ワイキキのパシフィックビーチホテルが$115ミリオンかけて改修工事をしています。そして今話題のカカアコ地区も開発プランの中にはコンドミニアムとホテルを組み込むプロジェクトも多くなり始めています。

   地元の人達にとって嬉しい話題としてはターゲット(ウォ-ルマートに次ぐスーパー)がアラモアナショッピングセンター前のノードストロームの後に入居することが発表されました。ターゲットは現在オアフ島のカイルア、ソルトレーク、カポレイ、そしてマウイ島とハワイ島にあります。ホノルルの中心アラモアナセンターに入る事で地元の人にとってはとても便利になります。私も時々ソルトレーク店まで行っているので近くに出来るのがで楽しみです。22,235平米の広さで食料品も扱うとの事です。食料品といえば、すでにアラモアナセンターにはハワイ一の広さのフードランドがありますが、今後はカカアコにやはりスーパーの大手、セイフウェイが開店するとの事です。自然食品のスーパー、ホールフーズの開店も予定されていますので、アラモアナ、カカアコ地区はますます便利になります。

   新年が明けたと思ったら、もう3月です。あっと言う間に時が過ぎてゆきます。先月御知らせしましたが、3月22日に恒例の東京の帝国ホテルで不動産セミナーを開催させていただく予定です。https://www.hawaiianjoy.com/seminar/ にてお申し込みくださるようにお願いします。皆様にお目にかかれるのを楽しみにしています。

深山 ツヤ子

ニュースレター 2017.02.01

お客様各位

   ハワイは人種のるつぼです。今年は1月末は中国の新年でハワイの各地でお祭りが盛大に行われました。レストランでお食事をしていたら中国の獅子舞が来ました。お客様は紙幣を獅子の口の中にいれます。今年もグッドラックでありますようにとの事だそうです。アラモアナセンターにも獅子が現れてセンターを練り歩きました。日本では馴染みが無いですがハワイでは年中行事の一つになっています。

   2月5日はアメリカの最大のイベント、スーパーボール (アメリカンフットボール) の試合があります。フットボール観戦が大好きな私の楽しみはゲームのみならず、毎年このテレビ番組の為に作成されるコマーシャルを見るのも楽しみのひとつです。ゲーム観戦中に良く売れるのはピザです。ピザハットはこの日の為に1万人も人員を増やすそうです。その他の話題ではビールは約50ミリオンケース、チキンウィングは125ミリオンも売り上げるそうです。オープンハウスをしている家は少なくて、仮にオープンハウスをしていてもセールスマンはテレビの観戦に夢中です。お客様を御案内しているセールスマンも途中の家々で試合の結果を聞きながら御案内をするほどです。

   さて不動産のニュースとしてはカカアコ地区の6つ目のプロジェクト、Aaliiの建築許可が下りました。42階建て、751ユニットで地元の方を対象にしたスタジオタイプから2ベッドルームまでで専有面積は27~83㎡です。販売は年内または来年にかけてスタートをする予定です。その他、ワイキキのヒルトンハワイアンビレッジはグランドワイキキアンとカリアタワーの間のアラモアナ大通りに面した場所にホテル又はタイムシェアーを開発するとの事です。ヒルトンハワイアンビレッジ内では既に今年37階建て、418室のタイムシェアーのグランドアイランダーがオープンします。ワイキキのヒルトンは2,860室、ヒルトンワイコロアは1,243室あります。ヒルトンチェーンのパークホテルリゾートは67棟、35,000室のホテルを所有していて世界でも2番目に大きいホテルチェーンです。

   大きなプロジェクトプランが発表される中、ワイキキのキングスビレッジの敷地に建設予定だったホテルとホテルコンドのプロジェクトは建築費が10年前の4倍になった事もあり、しばらくは開発プランを延期すると発表されました。日本人にとってワイキキのホテルコンドは宿泊も出来、収入も見込め、魅力がありますので残念です。

   今月は我が家恒例の行事で鯨見物にマウイ島に参りますが、実はワイキキやアラモアナの海からでも鯨を見ることができます。日本の極寒の中、ハワイに来るとハワイの太陽や海の輝き、暖かい空気に心を癒されると言われます。心身から緊張がほぐれるのを感じるとの事です。何もしなくても良い、ハワイの空気を感じにハワイにぜひいらしてください。なお来月3月22日にハワイ不動産セミナーを開催させていただく予定です。https://www.hawaiianjoy.com/ にて詳細をご覧ください。会場で皆様にお目にかかれる事を楽しみにしております。

深山 ツヤ子

ニュースレター 2017.01.01

お客様各位

   新年明けましておめでとうございます。太陽の眩しい光に包まれ暖かい新年が明けました。私は日課のアラモアナ公園のお散歩後、初詣をハワイ大神宮で済ませ、おせち料理をいただきました。ハワイの人はお正月にお刺身を頂きます。毎年、年末の英字新聞の一面にはマグロの価格が掲載されます。今年は例年より捕獲量が豊富で安く1ポンド(約450グラム)15~25ドルが平均だそうです。我が家では毎年餅つき器でオフィスと自宅用に鏡餅を作ります。今年は娘が鏡餅を作りました。冷蔵庫にミカンがあったので、それを鏡餅の上に飾るミカンとして使うつもりでいましたが、娘はミカンの葉が必要でスーパーに買いに行きました。いつの間にか日本のしきたりが身についているなと思うと嬉しかったです。

   アメリカの航空会社によると12月16日からの年末年始で一番混む日は12月22日と23日、比較的すいている日は12月24、25、31と1月1日だそうです。このシーズンには約4,500万人が移動し、毎日約10万席を増やして運行しています。クリスマスやお正月を家族と過ごすための民族大移動のようです。航空会社のサービスもあの手この手で顧客獲得に必死です。飛行代を$10から$30安くするために乗客の機内持ち込みバッグの個数や席の選択肢を少なくしたり、かと思えば、スナックのサービスを停止したり、開始したりしています。最近の話題としては機内でも携帯電話が使えるように検討しているようです。せっかくリラックスしているのに、お隣で電話を使われても困りますが、、、。

   飛行機と言えば、ハワイ島のコナがインターナショナルエアポートになり、昨年暮れよりハワイアン航空による、羽田からコナへの直行便が出来ました。2010年10月にJALのフライトが撤退した後はコナまでは島間の飛行機でしか行くことが出来ませんでした。まだ税関等の設備が整っていないので毎週3度ホノルルから税関員がコナまで出張するとの事ですが、今後3年から5年の間には入国審査ビルが完成する予定だそうです。現在ハワイ島のホテルの占有率はシーズンにより50~70%です。この直行便のお陰でハワイ島経済に50ミリオンドルの収益と7ミリオンドルの税収が見込まれるとの事です。ハワイ島はキラウエア火山の噴火で有名です。コナ地区はアメリカ有数の高級ホテル等がありますが、昔のハワイを味わえる町、ヒロにも近いので観光客には楽しみの幅が広がると思います。

   不動産のニュースとしてはカカアコ地区とアラモアナセンターの山側の地区に沢山の新築物件のプランが発表されました。中間所得者をターゲットにしたプロジェクト、カピオラニレジデンスは完売したとの事です。またホノルルの昨年11月と今年11月を比較した場合の中間価格は一戸建ては750,000ドル(4.8%上昇)、コンドミニアムは395,000ドル(13.7%上昇)になりました。ハワイ大学の経済研究所は今後3年間は価格が上昇するとの事で、2019年には一戸建てが820,000ドルに、コンドミニアムは493,000ドルになると予想しています。ここに来て急に円安の流れですが、年末年始にハワイを訪れる人が物件を購入して売り上げも順調です。

   先日86歳の御高齢の現役の銀行マンとランチをしました。若い時の睡眠時間は4時間程度だったのですが、最近はそれでも6時間と言っていました。私がお食事中に「何がお嫌いですか?」と聞いたのですが、彼の答えは「忙しくしていない時が嫌い、何にもしていない時が嫌い」でした。お食事中もビジネスモードでした。お会いする度にいつも頂くのは、私に読んで欲しい経済誌のコピーです。今回もトランプ氏の当選前後の記事を下さりました。当選前と後では彼の言っている内容のトーンが違うとか。さすが銀行マンです。社会、経済については生き字引のように詳しいです。77歳で再婚をして、86歳でもプライベートも仕事も充実している彼からいつも沢山のエネルギーを頂きます。私も彼に劣らず今年も益々元気に仕事に励む所存です。2017年も皆様にとって素晴らしい年になりますように心よりお祈り申し上げます。

深山 ツヤ子