ニュースレター 2021.11.01

 コロナ禍でも一般家庭の菜園に明るい太陽を浴びた季節の果物や野菜がすくすく育っているようです。ハワイの人達は庭で採れた物をご近所や友人にお裾分けします。先日苦瓜(ビターメロン)を頂きました。苦瓜は馴染みが無かったのですが、初めて苦瓜とツナとポン酢で胡麻和えを作りました。とても美味しくできたので早速お礼と一緒に写真を送りました。ハワイでお裾分けで良く頂く物はマンゴー、アボカド、ザボン、ミカン、柚子、バナナ等です。それらを大事そうにくれるので、お店で買うよりも新鮮で高級品に見えます。頂いた人も友人にお裾分けしたりと、優しい心の輪が広がってゆきます。お手製のバナナ・ブレッド、マンゴー・ブレッドやマンゴー・プリン等も良く頂きます。それぞれ自慢のレシピで作り、プロ顔負けの美味しさです。

 ハワイの市外局番は808です。今まで市外局番無しの7桁の番号で通話が出来ましたが、10月24日からは市外局番の808のダイヤルが必須となりました。次回ハワイに訪れた時電話が繋がらない場合は市外局番の808をダイヤルしたかどうかを確認されると良いでしょう。

 オアフ島には世界一の床面積に対する売上高を誇るアラモアナ・ショッピングセンター以外に、ホノルル第二の都市と言われているカポレイ地区にカ・マカナ・アリイという大きなショッピングセンターがあります。皆様には馴染みが薄いかもしれませんが、オアフ島の西側の住民にとってはとても便利なショッピングセンターです。この地区には既に3つのホテルがありますが、4番目になる5階建て、204室のホテルの開発プランが発表されました。名称はザ・エレメント・バイ・ウェスティンです。現在カポレイ地区にある3つのホテルは2016年に建てられた175室のハンプトン・イン・スイーツ、2017年に建てられた180室のエンバシー・スイーツ、そして2019年に建てられた183室のレジデンス・インです。これらのホテルはワイキキやコオリナ地区よりもお手頃な価格なので、コロナ禍でも客室占有率は80%から90%で地元住民や、ビジネス旅行者、スポーツ・チームが多く利用しているとの事です。

 ところで先月のニュースレターでオアフ島の一戸建ての中間価格は$1,050,000とお伝えしましたが、カリフォルニア州は住宅不足で2022年には中間価格が$834,000になると予想されています。この州は全米で不動産価格の高いシリコンバレーのサンノゼやサニーベールやサンタクララという地区がある為に高額になっています。ちなみにアメリカ全体の一戸建ての中間価格は$357,000です。

 ハワイではお祝いにお花のレイをプレゼントする習慣があります。卒業式や発表会、還暦祝いでは顔がレイに覆われてしまい、目と鼻しか見えない人を多く見かけます。レストランでレイをかけている人の殆どは誕生日のお祝をいしている人です。10月は孫と私の誕生月でした。ファミリー・ディナーの後、孫のダンス教室のクラスメートからコロナ感染者が出てしまったと知らせがあったので、急遽自己隔離をしました。リビングルームに誕生祝いに頂いた白いジンジャーのレイの香りが優しく漂っていました。この甘い香りが認識できるということはコロナに感染していないな、、、と思っていました。優雅なレイの香りのお知らせでした。お蔭様で家族全員が陰性だったので一段落でした。

 日本は深い秋ですね。娘が誕生日のお祝いにニジヤで$40も出して松茸を買って来てくれました。小さい松茸3本だけでしたが、早速松茸ご飯を作り小さな秋を楽しませて頂きました。外国にいても日本の味覚を味わう事ができてラッキーです。

 さて、ハワイのワクチン接種率が81.1%になり、コロナ感染者数が減ってきています。ワクチン接種者はハワイ大学の球場で開かれるフットボールの試合を観戦することができるようになりました。またホノルル・マラソンも開催されることになり明るい希望が見えてきました。12月初旬の日本からのマラソン選手の参加を心待ちにしております。


                                                                              深山ツヤ子