ハワイ州ホノルル市の固定資産税
2024年7月1日~2025年6月30日の会計年度の税率が決まるようです。
2024年3月5日の市議会の議事録に以下の税率を確認できます。
カテゴリー“Residential”は年間で270日以上ご自宅として居住している物件が対象となります。または市の不動産評価額が$1,000,000以下の住居物件が対象となります。
カテゴリー“Residential A”は市の不動産評価額が$1,000,000以上の物件が対象となり、2段階で課税されます。Tier 1は$1,000,000までの評価額が対象となり、Tier 2は$1,000,000を超えた評価額が対象となります。例えば一戸建ての不動産評価額が$1,200,000の場合、最初の$1,000,000までは$4,000($1,000,000/$1,000 x $4.00)、そして$1,000,000を超えた$200,000は($200,000/$1,000 x $11.40)$2,280となり、合計$6,280となります。
カテゴリー“Hotel and Resortは建物がホテル用途に建っている物件で短期運用を行っている物件が対象となります。代表的な物件は、カライワイキキビーチ、ザリッツカールトンワイキキ、イリカイ、パシフィックモナークです。
カテゴリー“Transient Vacation”は2024年7月1日からの新しいカテゴリーになります。対象となる代表的な物件は、ワイキキバニアン、ワイキキンサンセット、ワイキキショアです。また2段階で課税され、Tier 1は$800,000までの評価額が対象となり、Tier 2は$800,000を超えた評価額が対象となります。例えば不動産評価額が$900,000の場合、最初の$800,000までは$7,200($800,000/$1,000 x $9.00)、そして$800,000を超えた$100,000は($100,000/$1,000 x $11.50)$1,150となり、合計$8,350となります。なお、ワイキキバニアン、ワイキキサンセットはこれまでResidentialの低い税率で課税されていましたので、こちらの物件の所有者様はご留意ください。