ニュースレター 2015.12.01

お客様各位

   シーズンに一度は観戦したいアメリカの大学対抗のフットボールの試合、今年は2度観戦するチャンスがありました。UH(ハワイ大学)のウォーリアーズは、数年前にアメリカ西部地区代表まで上りラスベガスでの最終試合にはハワイから大勢の人達が応援に出かけ、ラスベガスはハワイと思わせる雰囲気まで応援が盛り上がりました。でもここ最近はめっきり弱いチームになってしまい、観戦に訪れる人も少ないスタジアムでした。今年はやっと最初と最後の試合に勝つ事が出来ました。新しいコーチも決まりました。最終試合が終った帰り道では、ローカルの人々の間から来年はきっと強いチームになるという声が沢山聞こえました。最終試合では卒業する選手一人一人に白いレイが送られました。フットボール選手に白いレイは不似合いに感じられると思いきや、大きな体にかけた真っ白いレイはとても素敵でした。

   感謝祭の翌日はブラックフライデーで一年で商店の売り上げが一番多い日です。感謝祭は家族や友人と祭日を楽しみ、翌日から一斉にクリスマスショッピングを始めるのが習慣でしたが、最近は感謝祭の日に開店しているお店がありますし、一週間前からセールをスタートするお店もあるくらいです。そんなに世の中急いでどうするのかしら?と思うくらいです。アメリカ人はクリスマスショッピングに平均830ドル使うそうです。ちなみに2番目に売り上げが多いのがスーパーサタデーと言って、クリスマス前の土曜日なのだそうです。今年は12月19日がスーパーサタデーです。アラモアナセンター西側の拡張工事の一部が11月12日に完成してブラックフライデーに間に合いました。アンカーテナントは大手のデパート ブルーミングデールズです。駐車場も増えましたが、それでも混雑してお店は繁盛しているようです。

   新築物件が建つワードビレッジのセールスは順調に進んでいます。でも最初に売り出した超高級コンドミニアム、ワイエア、アナハのインパクトが強すぎて、ローカルの人達に高級物件ばかりというイメージが出てしまった為に、最近では開発業者は地元の人達が購入出来る物件も沢山あるという新聞広告を出し、イメージチェンジを意図しているようです。その他2016年からワードビレッジの前のケワロ港の再開発を20ミリオンドルかけてスタートするとのことです。現在ヨットが150隻係留するスペースを170隻まで増やす予定で完成は2年後の予定だそうです。また、11月27日から1月10日までワードビレッジのセールスオフィスのあるビルのコートヤードでアイススケートのリンクをオープンしました。入場料は15ドルです。

   さて、ワイキキの観光客にとってとても良いサービスが始まりました。ワイキキでは1時間無料のインターネット(Wi-Fi)が使え、約40のホットスポットがあるとの事です。詳細はオフィスで調べておきますのでワイキキご滞在予定の方にはぜひ試して頂きたいです。

   その他、アメリカの富豪、ラリー・エリソン(ソフトウエアー会社の経営者)がラナイ島の98%を300ミリオンドルで購入した後、6月から閉鎖されていたホテルは2月1日からフォーシーズンホテルとしてオープンされます。一泊950ドルから1, 200ドルだそうです。富豪が購入したホテルには富豪が宿泊するのでしょうか?

   お陰様で11月19日の帝国ホテルでのセミナーが無事終了しました。遠方から東京まで来てホテルに宿泊して参加してくださった方も沢山おられました。ありがとうございました。税理士の先生のユーモアのある御説明が大変好評でした。年の瀬がせまり、慌しい日々をお過ごしのことと思いますが、御健勝にて新しい年をお迎えください。

深山 ツヤ子

ニュースレター 2015.11.01

お客様各位

   アメリカのハロウィーンは生徒と先生が一緒に楽しむイベントです。娘の学校の先生の今年のテーマは握り寿司で統一したのだそうです。娘は準備が簡単な卵寿司を担当しました。黄色のおいしそうな卵色の布を持参して私の所に来ました。「お母さんミシン貸して?」と言ったので、自分で卵寿司の準備をするかと思ったら、結局私が娘に代わってマクラカバーのような黄色い袋を縫いました。その袋にパッキングを詰めて膨らみを持たせ厚焼き玉子の完成でした。白いシャツとズボンを履いて背中に黄色の袋を背負い、黒い太めの帯をしめて、これで卵のお寿司が完成。マグロは良いとしても海老やイクラを担当した先生はどんなだったのでしょうか? ハロウィーンが過ぎると一気に感謝祭も終らない内に、年末になってしまう気分です。

   さて、カカアコの開発も順調に進んでいて、現在7つのコンドミニアム(コレクション、シンフォニー、801サウスB,ワイエア、アナハ、400ケアエ、440ケアエ)の工事が行われていますが、これらに加えて、10月末にケアホウプレースが着工式を行い、アエオが来年3月に着工すると発表されました。これらの物件の買主は地元の人も多いですが、外国人も多いです。日本では中国人の爆買いが話題になっていますが、ハワイはまだ中国人の投資は少なめです。今年8月までの統計によるとオアフ島の1ミリオンドル以上の物件の投資を見るとやはり1位は日本で34件、2位はカナダで4件、3位は香港で3件、4位は中国で3件。5位はシンガポールで1件だそうです。まだまだ日本人の買主が多いです。

   このように沢山のコンドミニアムが建設されていますが、ホノルルの家賃は相変わらず上昇傾向です。3ベッドルームの一戸建ての平均家賃は昨年より7.9%も上昇して月額$2,681でした。日本でマイナンバー制度が施行されますが、アメリカの社会保障番号はあらゆる時に利用されています。社会保障番号でテナントがきちんと家賃を支払う人がどうかを調べるレントチェックが出来ます。過去に家賃を滞納したりした場合は要注意人物として登録されてしまいます。家主にとっては便利ですが、いいかげんなテナントは、アパートを借りることも出来ないということになります。

   ハワイには物件登記の手続きを代行する会社、エスクロー会社があります。このエスクロー会社を47年間も経営してきた女性が10月末で引退する事になったので、お花を持って長年のお礼を兼ねて御挨拶に行きました。47年間で登記のお手伝いをした件数はなんと7万件だったそうです。印象に残った取引は牛5千頭をハワイからコロラド州に売却した時のお手伝いと、もう一つは物件の代金を現金と宝石で支払った時だったそうです。今までの経験談で一冊の本が出来るわね、と笑っていました。難しい取引で何度も彼女に助けて頂きました。色々な人に助けられて私も頑張って来られた事をつくづく思い、彼女に感謝しました。

   先月もお知らせしましたが、11月19日に帝国ホテルで不動産セミナーを開催する予定です。今回は特に日本の税理士の先生をお招きして、ハワイの不動産を賃貸運用される場合の日本での確定申告の手順と、不動産収入の利点と注意点をお話して頂く予定です。きっと皆様のお役に立てる事と思います。お友達をお誘いの上ぜひ御参加くださる様にお願いします。

深山 ツヤ子

ニュースレター 2015.10.01

お客様各位

   常夏の島、四季のないハワイでもここ数日は涼しい貿易風が吹き季節の移り変わりを感じられるこの頃です。日本の敬老の日と同じようにハワイでも“グランドペアレンツ・ウィーク”があります。孫の幼稚園に呼ばれてイベントに参加して来ました。小さなテーブルと椅子に孫と一緒に並んで同じメニューのプレートランチを頂いて来ました。家で見る孫とは違う雰囲気で少しおとなしい感じでした。またそれがとても可愛かったです。家族がいる幸せを感じた楽しい午後でした。

   さて、ワイキキは連休を利用した観光客でとても賑やかでした。最近はガイドブックを片手にお食事やショッピングでカカアコ、カハラ、カイルアやノースショアーに遠出をする人もいますが、ワイキキにいるだけでも結構充実したハワイを楽しめます。以前のニュースレターでワイキキトレードセンターにハワイで2店舗目のノードストロム・ラック(デパートのディスカウントストアー)が出来るとお知らせしましたが、そのワイキキトレードセンターをブティックホテルにするプランが発表されました。22階建て、230室のホテルで1階と中2階は商業店舗、8階にはプールも作るそうです。15年前から比べると約5,000室もホテルの部屋数が少なくなっていたので、ワイキキにホテルが加わる事は大歓迎です。

   また、新築物件の話題が絶えないアラモアナやカカアコ地区ですが、アラモアナセンターの山側、コンベンションセンター近くの「カピオラニ・レジデンス」の開発プランが発表されました。45階建て、485ユニットで、ワンルーム(スタジオタイプ)が53ユニット、1ベッドルームが107ユニット、2ベッドルームが105ユニット、3ベッドルームが27ユニットです。これらはハワイの中間所得者用のユニットとして販売されます。残りの40%は一般の市場価格のユニットになります。中間所得者用のユニットを作る事によりビルの高さや床面積等の規制が緩和されます。

   次から次へと沢山の新築物件が出来るので完売するかしら?と思いますが、経済指数によると、ハワイは人口増に対応するには年間に新しく3,500ユニットの増加が必要です。現状では実際の年間の建築許可数は1,500に留まり、毎年2,000ユニットが足らない計算だそうです。その数字を踏まえてか、現在アラモアナセンターの山側中央に建っているアラモアナビル(オフィスビル)のリース契約を2020年まででストップしており、このビルをコンドミニアムにする案が出ているそうです。オフィスビルと言ってもメディカルビルという名称を付けたい位に沢山のメディカルドクターのオフィスが入居しています。市民が利用するメディカルビルがコンドミニアムになるのは不便になるとの事で懸念の声も聞かれます。でもアラモアナセンターとしては、これ以外にもセンターの中にホテルやコンドミニアムを作る事も予定しているとか。アラモアナセンターは益々賑やかな大型総合施設になるようです。

   最後に家族の話題に戻りますが、娘が高校生の時に校庭に埋めたタイムカプセルを掘り起こすという事でニューヨークの母校に行きました。15年前に自分がどのような事を書いて埋めたのか覚えていないという事でした。クラスメートとの再会、そして15年ぶりの自分に会うのは楽しかった事でしょう。残念な事にカプセルが水に濡れていたので、写真は駄目になっていたそうですが、自分宛への手紙は読む事ができたそうです。皆高校生から大学生へそして、今は立派な社会人になっています。ニューヨークタイムスの記事で大学を出た10年後の年収についての記事がありました。大学出でも半分位の人は高校出の人とお給料は変わらず年収は約$25,000だそうです。ただしそれはあくまでも平均で、トップの有名大学のハーバード大学、MIT,スタンフォード等の卒業生はやはり高収入だそうです。例えばディユーク大学の卒業生は男性で$123,000、女性は$93,100だそうです。年収だけが人生では無いし、それで幸せかどうかははかれません。ちなみに、娘の年収は年下のお友達の半分以下です。でも毎日仕事が楽しくて、幸せと言っているので、それもありかな?と思っています。誰よりも自分が幸せと思う瞬間があるという事が大切ですね。最後になりましたが、11月19日(木)に帝国ホテル東京でセミナーを開催する事になりました。詳細はこちらにて御参照ください。皆様に少しでもお役に立てるセミナーになったらと思っております。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

深山 ツヤ子

ニュースレター 2015.09.01

お客様各位

   21年続いている恒例のメイド・イン・ハワイ・フェスティバルが今年もブレイズデルセンターで開催されました。フェスティバルの初日がハワイ州の休日だったこともあり3日間で延べ約45,000人と過去最高の人が訪れました。娘はディズニーの人気キャラクター、ツムツムのお人形を目当てに開催と同時に会場に入りましたが、お店に辿り着いた時にはすでにツムツムは無く、オープンして8分間で売りきれたそうです。事前のネットの情報は凄いですね。私は沢山の人混みの中を歩きまわり、以前からお客様に頼まれていたはハワイらしい景色の写真パネルを数枚買いました。観光客の為と思いきや、メイド・イン・ハワイの品物をこんなに沢山の地元の人達が購入しているという事が驚きです。

   さて、アラモアナセンター近くのYMCAの敷地に出来るコンドミニアムの概要が発表されました。名称はアロハ・カイ、37階建で117の居住ユニットと約2,790㎡のYMCAの施設が出来る予定です。価格の目安は仮に55㎡の1ベッドルームなら約$840,000で2016年の春には工事がスタートします。

   その他もう一つの新築物件はワイキキのキングスビレッジの敷地に32階建、246ユニットのホテルコンドが開発されるとの事です。スタジオ、ワンルームタイプ が168ユニット、1ベッドルームタイプが73ユ二ット後は2ベッドルームが1ユニット、3ベッドルームが2ユニットで、85%はホテルとして運営することを前提にしています。1階には商業スペースもあり、完成は2018年の予定です。

   なお、開発が進んでいる話題のカカアコ地区ですが、現在は居住地区なので、ホテル開発は認められていませんが、将来はホテル建築の許可が下りるかも知れないとの事です。ワイキキとダウンタウンの中間に位置し、海に面しているカカアコはこれからは観光客も滞在できるリゾート地にもなるようです。

   前回アラモアナセンターのフードランドの出店について書きましたが、引き続き拡張工事が進んでいる白木屋についての詳細が発表されました。現在メーシーズデパートの隣にあるお店は、センターの西側の一階に移転する予定です。今までの約3倍の広さ約5137㎡で、約60店舗が入り、中にはフードコート以外にイベントスペース、京都の町のような日本小町、ラーメンやビアーステーションなどあり、約800席の飲食できるスペースが作られる予定です。来年6月のオープンに向けて、今各店舗のリース契約が順調に進んでいるとの事です。日本のお店や催しなどは日本の観光客には興味が無いように思えますが、ハワイと日本が融合したお店は日本からの観光客にも充分楽しんでいただけると思います。

   一年中温暖な楽園のハワイは憧れのリゾート地です。特にアメリカ本土から引退後にハワイに移住する人が多数いらっしゃいます。その為に不動産の需要が多く、ハワイの不動産価格と家賃はとても高額です。先日発表されたデータによると一戸建て(3ベットルーム)の家賃が一番高額なのはサンフランシスコで家賃が月額$2,916、そして続き2位はハワイで月額$2,675との事です。アメリカの平均が$1,320との事でハワイの家賃は約2倍です。またアメリカ全体の一戸建ての中間価格は$234,000ですがハワイの一戸建ての中間価格は$710,000です。アメリカ全体の中間価格の3倍支払ってもこの楽園に住む価値はあるということになります。8月、9月は台風のシーズンでお天気が変わりやすいハワイですが、今日も相変わらず青い空と海、眩しい太陽が燦々と輝いています。ハワイでは「lucky you live Hawaii」という言葉を良く耳にします。高額と言われても、みんなが予算の範囲内でハワイ生活を十分楽しむことが出来るのがハワイの長所だと思います。夏休みが終わりワイキキの賑わいも一段落しました。大人の休暇をエンジョイし、ローカルのように「Lucky you live Hawaii」を実感して頂きたいです。皆様のお越しを楽しみにお待ちしております。

深山 ツヤ子