ニュースレター 2020.07.01

 夏休みの真っただ中、コロナの影響でアメリカ本土や海外に旅行に行けない子供達はどの子を見ても日に焼けて真っ黒です。太平洋の真ん中のハワイ、綺麗なビーチの穏やかな波の中でのスイミングは子供達の唯一の楽しみです。また、この機会に釣りを始めた人も多いと聞いています。6月16日からハワイ島間の14日間の自己隔離義務が解除され、少しずつローカルが島間の旅行に行くようになりました。

 レストランがオープンしたので、久しぶりにランチにマノア谷にあるワイオリ・キッチン & ベイクショップへ行って来ました。そよ風に吹かれながら緑に染まる事が出来て、久しぶりに素敵な経験をしました。赤いヘリコニアが満開に咲き、道中にはこの季節にしか見れない紫のジャカランダが綺麗に咲いていて心が和みました。

 コロナの影響で住宅ローンの利子がここ近年では最低のレートです。30年ローンの利子は約3.15%です。そのお陰でローンの申込数も増えているようです。ただし、失業率が多い為にローンを得る条件は厳しくなっているそうです。1980年初め頃、年利13%のローンを支払っていた経験がある私は羨ましいくらいです。利子が安くて不動産購入にはとても良いチャンスです。その為にローカルの手頃の物件は売買が行われています。ブーメラン現象と言う成人した子供達が親元に引っ越して生活するケースが多くなってきているようです。

 また、やはりコロナの影響で新しいプロジェクトは控え目で、あくまでもアイデアの段階ですという名目ですが、新聞に大型プロジェクトが発表されました。そのプロジェクトはアラモアナセンターのワイキキ寄りの海側で、現在の高さ制限は100フィートですが、その高さ制限を400フィートにして高層階のビルを数棟建てる案です。また、コンベンションセンターの海側の以前YMCAがあった場所と、同じくアラモアナセンターのMacy’s (メイシーズ)のビルの前あたりにフルサービスのホテルを建設する案も出ています。まだ案だけで市民の意見等をこれから取り上げるようです。

 同じくアラモアナセンターの西の端の山側、現在ニジヤやエッグスシングスがあるお店の敷地に40階建て、595レンタルユニットと225台の駐車場を建設するプランがあります。こちらはアラモアナセンターの鉄道駅の斜め前なので、これから高さ制限の変更を申請します。全体の20%は居住者向け所得制限付きの特別枠物件です。特別枠のユニットを借りる事が出来る人は、独身の年収が$67,250、カップルは$77,120、4人家族は$96,400以内であることが条件です。許可が下りたら来年末に工事をスタートする予定です。

 今年は夏の風物詩でもあるハワイの盆ダンス(盆踊り)は中止です。1月頃に大好きな浴衣の丈を自分で補正をし今年の盆踊りに参加するのを楽しみにしていたのでとても残念です。また、独立記念日の花火も中止でコロナは皆の夏の楽しみを奪っています。明るいニュースとしては8月1日から飛行機に乗る72時間前にPCR検査が陰性であればハワイに入って来られます。一部のホテルはお客様をお迎えする準備を少しずつ開始しています。日本からのお客様を沢山お迎えできる日を楽しみにしています。まだまだコロナが収まる気配がないですが、皆様もご健康に留意して無事に夏休みをお過ごしください。                             


                                                                              深山ツヤ子