ニュースレター 2018.07.01

 今年も恒例の「Hawaii’s Best 2018」が発表されました。ハワイ住民の投票によってレストランや店舗、サービス等、166の項目別にトップ3位までが選ばれます。個人的には「?」と思うような物があり、絶対的に信頼がおける順位ではありませんが、ローカル目線で見ると納得出来ますし、その結果を見るのも楽しいものです。ファミリーダイニングの1位はZippy’s Restaurant、お弁当とスパムむすびは7-Eleven、ポケ(マグロのしょうゆ漬け)はFoodland、コーヒーはLion Coffee等です。マッサージやスパの1位は料金も手頃で、きっとサービスも良いのでは、と思うと私も試してみたくなります。

   7月1日からオアフ島のスーパーやお店、特に観光客が利用するABCストアも自分の買い物袋を持って行かないと、ビニール袋や紙袋代として15セント請求される事になりましたので、いつもマイバックを持って行くと便利です。

   さて、ハワイへの観光客は昨年4月比で6.6%増加しています。航空会社はドル箱路線のハワイへの飛行機の席数を確保したり、業務合併での競争が激しくなっています。サウスウエスト航空のハワイ空路への参入に続き、JALはハワイアン航空とのジョイントベンチャーを申請しました。ハワイアン航空は89年の歴史ある会社で毎日250便を12のアメリカ都市やアジアに運航しています。

   航空会社は空席を防ぐ為に時々オーバーブッキングをする場合があります。ダラスの男性が航空会社と交渉をして1万ドルも違約金をもらったというニュースが新聞に掲載されていました。昨年は国内で342,000人もの人がいくらかの違約金をもらったそうです。国内のフライトでは400ドル、国際のフライトでは800ドルが航空会社との交渉のスタートポイントだそうです。私もアメリカ本土で数回この経験をしました。フライトアテンダントが300ドルの支払いを条件に機内から降りる人を募うアナウンスをしていて、それでも降りる人がいないと400ドルになったりしていました。人によって時間とお金の関係は複雑ですね。

   その他不動産のニュースとしては、アラモアナセンターの山側、カピオラニ大通りとケエアウモク通りでは5棟目のスカイ・アラモアナと言うプロジェクトの許可申請がありました。43階建ての388ユニットと39階建ての300ユニットのホテルコンド、90ユニットの中間所得者用、そして1395㎡の商業店舗スペースと991台の駐車場の2棟です。不動産一般市場としてはカカアコの物件の販売が好調ですし、ワイキキの50万から70万ドル台の物件の在庫数が少なくなっています。

   6月27日に開催させて頂いたセミナーが無事終わりました。遠く宮城県の仙台や山口県、岐阜県からのお客様も参加してくださいました。帝国ホテルのセミナー会場ではハワイの雰囲気を味わって頂くようにハワイのパネル等を用意しましたが、ハワイに戻って青くて広い空や海を見ていると是非皆様にこの大きな空間の下でバケーションを楽しんで頂きたいと思いました。ドクタービーチというフロリダのビーチリサーチでは毎年必ずハワイの何処かのビーチが選ばれます。今年はマウイ島のカパルアが全米1位に選ばれました。

   今年も7月4日の独立記念日にはアラモアナビーチパークで花火大会が開催されます。当日は早朝から沢山のテントが張られて、ハワイアン音楽と共にバーベキューの美味しそうな匂い、そして楽しそうな家族や友人達の姿が見られます。皆様にも是非綺麗なビーチでのバーベキューを味わって頂きたいなと思います。日本はこれから猛暑が始まりますので、くれぐれもご自愛ください。

深山 ツヤ子