ニュースレター 2018.06.01

 この季節、車を運転していて一番目につくのは黄色い花のTabebuia donnell-smithiiと言う名の木です。通称、ゴールドツリー又は,いり卵の木です。1871年にカメハメハ大王5世の時に大王の医師がハワイに植樹したのが始まりとの事です。あまりに見事に咲いていたので、運転中に道路わきに車を停めて満開の黄色の花を写真に収めました。そうしたら、その翌朝の英字新聞にはハワイ大学に咲いている満開の黄色い花の木の写真が掲載されていました。季節の代わり目に美しい満開の黄色い花を愛でる人、同じ思いを抱く人が沢山いると思うととても嬉しかったです。

   さてダニエル・イノウエ国際空港は新しいコンコースの建設に着手しました。また、同時に6月1日からゲート番号が変更になり、仮の標識を設置してます。今までの番号のみだったゲート番号はアルファベットと番号になりました。例えば今までゲート番号が57だったのはA17になります。ハワイ島内(ハワイアン・エアーライン)はターミナル2、インターナショナルはターミナル3、小さな飛行機(モクレレ・エアーライン)はターミナル4になります。2020年にコンコースが完成したら、他のエアーポートに劣らない、綺麗で便利なエアーポートになる予定です。

   不動産のニュースとしては、ハワイの高級住宅地カハラのオーシャンフロントに6ユニットのコンドミニアムが立てられる予定でセールスが開始しました。“カハラ・バイ・ザシー”で住所は4607カハラ通り、5,260㎡の敷地です。価格帯は$9ミリオンからで、占有面積は320~339㎡で2台の駐車場とプールがついています。6ユニットしか無いのに管理人とレジデンシャル・スペシャリストもいるそうです。

   その他、カカアコ地区では約16棟、4300ユニットの開発の憩いの場となるプラザの工事が着工しました。約1.5エーカーで来年1月の完成を目途にして、日陰のパビリオンや散歩道などを作り、屋外の映画やヨガクラスなどが出来るようにするそうです。場所はアウアヒ通りに面してて、既存の映画館と建設が予定されてるコウラと言うコンドミニアムの横です。カカアコは先日自然食品のスーパーのホールフーズが開店して大変な賑わいです。これからも益々賑やかで沢山の人が集まる地区になるようです。

   今年も恒例の灯篭流しがアラモアナビーチで開催されました。灯篭をもらう為3時間も前から人が並びます。大きな樹の下の日陰をくねくねと列が長く続き蟻の行列のようでした。長時間なのでウクレレ持参で歌を歌う人、アイフォーンで音楽を聴いている人、宗教の演説をする人等様々です。私も椅子を持って出かけて列に並びました。私の後にいた女性とひと時世間話をしました。彼女はサンフランシスコからわざわざ灯篭流しをする為にティーンエイジャーの息子二人を連れて来たそうです。彼女のお父様が半年前に亡くなった事、沢山の人がそれぞれ愛する人を思って並んでいるのですね。この灯篭流しの行事をするにあたって事前の準備に約2週間、そして事後の整理に丸4日間もかかっていました。大きな舞台をクレーンで作り上げていましたが、ハワイなのかな、、作業している人も皆のんびりと楽しみながらしているように感じました。この行事が終わり、来月は独立記念日が控えていて、あっと言うまに一年の半年が過ぎようとしています。

   ハワイの年中行事の盆踊りの行事日程が英字新聞2ページに渡って大きく掲載されていました。ハワイに住んでいるのに、日本人としていろいろな行事を楽しませて頂ける環境にある事に感謝しています。盆踊りのスタートは6月2日から一番遅い所は9月8日です。毎週どこかで開催しています。日本でチャンスがない人はぜひハワイの盆踊りに一緒に参加してみませんか? 

   なお6月27日に東京帝国ホテルで恒例のハワイ不動産セミナーを開催する予定です。今回は弊社取引主任の松本諭美と私の二人でさせて頂く予定です。詳細はhttps://www.hawaiianjoy.com/seminar/をご覧ください。皆様にお会い出来る事を楽しみにしております。

深山 ツヤ子