ニュースレター 2015.10.01

お客様各位

   常夏の島、四季のないハワイでもここ数日は涼しい貿易風が吹き季節の移り変わりを感じられるこの頃です。日本の敬老の日と同じようにハワイでも“グランドペアレンツ・ウィーク”があります。孫の幼稚園に呼ばれてイベントに参加して来ました。小さなテーブルと椅子に孫と一緒に並んで同じメニューのプレートランチを頂いて来ました。家で見る孫とは違う雰囲気で少しおとなしい感じでした。またそれがとても可愛かったです。家族がいる幸せを感じた楽しい午後でした。

   さて、ワイキキは連休を利用した観光客でとても賑やかでした。最近はガイドブックを片手にお食事やショッピングでカカアコ、カハラ、カイルアやノースショアーに遠出をする人もいますが、ワイキキにいるだけでも結構充実したハワイを楽しめます。以前のニュースレターでワイキキトレードセンターにハワイで2店舗目のノードストロム・ラック(デパートのディスカウントストアー)が出来るとお知らせしましたが、そのワイキキトレードセンターをブティックホテルにするプランが発表されました。22階建て、230室のホテルで1階と中2階は商業店舗、8階にはプールも作るそうです。15年前から比べると約5,000室もホテルの部屋数が少なくなっていたので、ワイキキにホテルが加わる事は大歓迎です。

   また、新築物件の話題が絶えないアラモアナやカカアコ地区ですが、アラモアナセンターの山側、コンベンションセンター近くの「カピオラニ・レジデンス」の開発プランが発表されました。45階建て、485ユニットで、ワンルーム(スタジオタイプ)が53ユニット、1ベッドルームが107ユニット、2ベッドルームが105ユニット、3ベッドルームが27ユニットです。これらはハワイの中間所得者用のユニットとして販売されます。残りの40%は一般の市場価格のユニットになります。中間所得者用のユニットを作る事によりビルの高さや床面積等の規制が緩和されます。

   次から次へと沢山の新築物件が出来るので完売するかしら?と思いますが、経済指数によると、ハワイは人口増に対応するには年間に新しく3,500ユニットの増加が必要です。現状では実際の年間の建築許可数は1,500に留まり、毎年2,000ユニットが足らない計算だそうです。その数字を踏まえてか、現在アラモアナセンターの山側中央に建っているアラモアナビル(オフィスビル)のリース契約を2020年まででストップしており、このビルをコンドミニアムにする案が出ているそうです。オフィスビルと言ってもメディカルビルという名称を付けたい位に沢山のメディカルドクターのオフィスが入居しています。市民が利用するメディカルビルがコンドミニアムになるのは不便になるとの事で懸念の声も聞かれます。でもアラモアナセンターとしては、これ以外にもセンターの中にホテルやコンドミニアムを作る事も予定しているとか。アラモアナセンターは益々賑やかな大型総合施設になるようです。

   最後に家族の話題に戻りますが、娘が高校生の時に校庭に埋めたタイムカプセルを掘り起こすという事でニューヨークの母校に行きました。15年前に自分がどのような事を書いて埋めたのか覚えていないという事でした。クラスメートとの再会、そして15年ぶりの自分に会うのは楽しかった事でしょう。残念な事にカプセルが水に濡れていたので、写真は駄目になっていたそうですが、自分宛への手紙は読む事ができたそうです。皆高校生から大学生へそして、今は立派な社会人になっています。ニューヨークタイムスの記事で大学を出た10年後の年収についての記事がありました。大学出でも半分位の人は高校出の人とお給料は変わらず年収は約$25,000だそうです。ただしそれはあくまでも平均で、トップの有名大学のハーバード大学、MIT,スタンフォード等の卒業生はやはり高収入だそうです。例えばディユーク大学の卒業生は男性で$123,000、女性は$93,100だそうです。年収だけが人生では無いし、それで幸せかどうかははかれません。ちなみに、娘の年収は年下のお友達の半分以下です。でも毎日仕事が楽しくて、幸せと言っているので、それもありかな?と思っています。誰よりも自分が幸せと思う瞬間があるという事が大切ですね。最後になりましたが、11月19日(木)に帝国ホテル東京でセミナーを開催する事になりました。詳細はこちらにて御参照ください。皆様に少しでもお役に立てるセミナーになったらと思っております。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

深山 ツヤ子