ニュースレター 2011.08.01

お客様各位

   暑中お見舞い申し上げます。

   冬の時期(1月~3月)に咲き誇るアフリカンチューリップが今でもゴルフ場の周りに咲き、ゴルフをしながらの観賞は私を元気に癒してくれます。元気・感動と云えば「なでしこジャパン」です。敗北直前、澤キャプテンの2点目と海堀ゴールキーパーの足でのストップは奇跡でした。勝利の女神がいました。圧倒的に強い米国を相手に戦った最終戦ではNever give up!を教えてくれました。日本の女性は素晴らしいです。ハワイアンジョイ社は33年間続いています。女子社員達の功績です。

   Jobless recovery persists in Hawaii. 小売業と観光業の回復です。しかし、建設関係の回復の兆しは見られません。反対者が多数いる中モノレールの工事が始まりました。工事が軌道に乗れば建設関係の回復の始まりです。ハワイ経済の3本柱は観光業、軍事、不動産 (建設含む)です。以前、主要産業は農業(パイナップルとサトウキビ)でした。この40年間で農業は衰退し、観光業が台頭しました。今後も米国本土 (便数の増加)、日本 (ハワイアン航空の羽田・関空路線)、カナダ、オーストラリア(ブリスベンからの直行便)をはじめ中国(上海からの直行便)、韓国の観光客の増加が予測されます。ハワイの観光客収容可能人数は年間700万人です。観光客の数も大切ですが質の向上に努めるべきです。観光業に携る人達をはじめハワイ州民が本当のアロハ精神の初心に戻り、観光客にアロハ精神でWelcome(歓迎)する事が今最も必要とされている事です。

   不動産業界は活発です。売却データーによると、優良物件(景色のある物件)で市場価格であればすぐに買い手がついています。投資家達は抵当流れの物件を探されます。ゼロではありませんがハワイ市場では数が少ないです。不動産市場の活発化と政府指示の銀行再融資で抵当流れの物件は少なくなりました。市場価格も円高ですから以前の半額以下の金額です。

   先日、1984年に55万ドル(現在の市場価格は100万ドル)の物件を購入されたお客様と、ロイヤルハワイアンホテルでダイヤモンドヘッドとビーチを眺めながら夕食を楽しく頂きました。1984年の為替は1ドル=平均240円です。240円X 55万ドル=約1億3,000万円です。現在の80円に換算しますと4,400万円です。1/3以下の価格です。ハワイ不動産 (特に景色のある物件) は安全な投資です。資産分散の目的で円高時に景色のある物件を取得されることはスマートな投資方法です。

   原子力に頼る国の多い中、ハワイは全て火力発電です。石油の高騰で石油以外のエネルギー開発が進められています。個人的には反対ですが、風力発電の建設がノースショアーの2ヶ所で始まります。私としては、ハワイでは波・地熱発電を進めて欲しいです。風力発電にはタービンの騒音問題と高額な維持費の問題が伴います。ハワイでは今年から新築物件にはソーラー(太陽熱)の取り付けが義務付けられました。CO2を出さないことは賛成ですが、タービン及びソーラーの設置は美しい景色・建築物を損ないます。ソーラーは節電になり素晴らしいことですが風水上は好ましくないように言われています。

   11月10日(木) 午後6時30分~午後8時30分、帝国ホテル東京でハワイ不動産セミナーを予定しております。

   日本では大変蒸し暑い日が続いていると聞いております。ハワイでも日中は30度前後まで上がりますが湿度が低く、清清しい貿易風のお陰で涼しく感じ最高の気候です。日々の疲れを癒すために是非ハワイへお越しになりませんか?皆様のお越しをお待ちしております。

深山 誠二