ニュースレター 2008.11.01

お客様各位                          

   世界各国の12基の天文台が設置されているハワイ島の標高4,205メートルのマウナケアの頂上に10月23日初雪が降りました。例年ですと感謝祭(第4木曜日)或いは12月初旬です。ハワイは常夏の島ですから気候は11月でも30度前後で暖かいです。海に飛び込んでも寒くなく気分爽快です。ワイキキの浜辺で米本土からの観光客が日光浴を楽しんでいます。日本人は日光浴より爽やかな風を好みますが、本当にアメリカ人は日光浴が大好きです。

   9月、10月は米本土の金融・証券会社の破綻で世界中の国々、銀行、証券会社が影響を受けています。アイスランドの国営銀行が破綻寸前です。日本のバブル後の銀行再編成と同じく、米国の銀行の再編成が続きます。運良く米国は世界からの支援を受けますから米国の銀行は2年ばかりで回復すると経済学者達が予測しています。

   ドル安円高傾向が続いています。日本では円高還元セールで輸入品は消費者に喜ばれています。しかし、日本の製造業、輸出業は厳しいです。この円高を利用して資産分散するには最高のタイミングです。弊社のメイン銀行のファーストハワイアン銀行(創業150年)はサブプライム商品を取り扱っていません。健全経営で格付けAAの銀行ですので安心して預金出来ます。

   さて、不動産業界ですが米本土の景気後退の波を受けて、買手市場です。底値は2009年で2012年頃まで買手市場が続き、2016年頃に次のブームと銀行筋は予測しています。私は米本土の銀行の回復・アメリカ人団塊世代の波で銀行予測より売手市場が早く来ると確信しています。円高を利用して優良物件取得を強くお勧めします。ハワイの不動産は世界の市場です。景色のある優良物件を取得すれば安全な投資です。

   明るいニュースはコオリナ地区の21エーカーの敷地にディズニーホテル350室とタイムシェアー480ユニットの建設が始まります。ディズニーのジェイ・ラスロ会長は2011年に完成させると公表しました。工費は約800億円です。完成すれば従業員の数は1,000人以上です。その他、カカアコ地区(アラモアナ地区隣接)の60エーカーに20以上の高層コンドミニアム構想プラン(今後20年計画)も発表されました。カカアコ地区は戦後軽工業で栄えた地域ですが、アーバンリゾートに生まれ変わります。

   MOKULELE(island hopperの意味)航空は1998年よりハワイ島のコナを拠点にして9名乗りセスナ機で観光フライトのビジネスをしています。11月19日より70名乗りのジェット機で島間就航します。現在はハワイアン航空とゴー航空がハワイの空を飛んでいます。

   景気後退と米本土のサーチャージで観光客は減少しましたがハワイは世界一のリゾート地です。ハワイ州の局長は「Economy flat but not yet in recession」と説明しています。ハワイには元気・癒してくれる所が沢山あります。皆様のお越しをお待ちしております。 

深山 誠二